マスクなしでの生活が当たり前に戻りつつある昨今、エステサロンにおいて特に注目されているのがフェイシャルメニューです。

今回のコラムでは、フェイシャルメニューを取り入れる際に欠かせない業務用美顔器の種類について詳しく解説していきます。後悔しない業務用美顔器の選び方や最新のおすすめ機器もご紹介します。

フェイシャルエステを取り入れたエステサロンの開業を検討している方や、新たにフェイシャルメニューの導入を検討しているサロンオーナーさんはぜひチェックしてみてください。

  1. 業務用美顔器と家庭用美顔器の違いとは
  2. 業務用美顔器の種類
  3. 業務用美顔器に搭載される主な機能
  4. 業務用美顔器を選ぶポイントとは
  5. 人気の最新おすすめ業務用美顔器を紹介
  6. 価格や機能を考慮して最適な業務用美顔器を選ぼう

業務用美顔器と家庭用美顔器の違いとは

美顔器は家庭用と業務用の2種類に分けられます。家庭用美顔器は一般の方が使用することを想定して作られており、以下のような特徴を持つものがほとんど。業務用美顔器に比べると即効性が劣っていることが一般的です。

  • 操作性の高いハンディタイプ
  • 充電式・電池式
  • 安全性を考慮した弱い出力
  • 手軽に入手しやすい低価格

一方、業務用美顔器はプロが使用することを前提とした機器であるため、家庭用美顔器に比べると出力は強めに設定されており、効果が現れやすい傾向にあります。ただし、卓上サイズやワゴン式といった持ち運びが大変なタイプが多く、高価なものが多いです。

業務用美顔器の種類

業務用美顔器は、さらに以下の2種類に分けられます。

単独型

1つの機能に特化した単独型の業務用美顔器は、操作がシンプルで扱いやすいことが一般的です。

単独型の業務用美顔器は、ハンドエステを提供しているサロンのオプションメニュー用に取り入れることをおすすめします。エステティシャンによる質の高いマッサージで肌の表面へ、即効性の高い業務用美顔器で肌の深部へのアプローチを行うことができるでしょう。

複合型

1台に複数の機能を兼ね備えた複合型の業務用美顔器。新たにエステサロンの開業を考えている方や、メニューの幅をぐっと広げたいと考えているサロンのオーナーさんに適していると言えます。

多くの機能が備わっているため費用は高額ですが、スタッフのスキルや経験に左右されることなく安定した施術を幅広く提供することが可能です。価格と機能のバランスが取れた機器を取り入れれば、十分な費用対効果を得ることができるでしょう。

業務用美顔器に搭載される主な機能

ここからは、一般的な業務用美顔器に搭載される主な機能についてご紹介していきます。

  • ハイドロピーリング
  • イオン導入
  • エレクトロポレーション
  • ラジオ波
  • スクラバー(超音波毛穴洗浄)
  • 吸引
  • LED
  • ハイフ
  • EMS

ハイドロピーリング

ハイドロピーリングとは、毛穴の皮脂汚れや角質を取り除く施術のことを指します。「ハイドロ」は水流を意味しており、水流の力でメイク汚れや気になる角栓、黒ずみを取り除くことも可能。

ダウンタイムがなく、手軽に利用してもらえることが大きな特徴の1つであり、お客様に施術後の爽快感を抱いてもらえる施術です。

イオン導入

イオン導入とは、機器を通して皮膚に微弱な電流を流し、プラスとマイナスのイオンが反発し合う力を利用して美容成分を肌の深部に浸透させる施術のことを指します。コットンや手で塗るだけでは届かない深層まで有効成分を届けることが可能です。

  • ニキビの改善
  • 色素沈着の抑制
  • コラーゲン・エラスチンの生成促進
  • 老廃物の除去

具体的には上記のような効果が期待できます。

さらに、他の治療と組み合わせることでより高い効果を発揮してくれるのも大きな特徴。レーザー治療やケミカルピーリングといった施術と併用すると薬剤や有効成分が肌の深部まで浸透し、より効果を実感してもらいやすくなります。

他の施術にプラスできるオプションメニューとして取り入れるのもおすすめの機能です。

エレクトロポレーション

エレクトロポレーションでは、電気刺激によって肌の細胞間に一時的に小さな穴を空け、美容成分を導入します。先程ご紹介したイオン導入とよく似た機能ではありますが、有効成分の浸透効果に大きな違いがあります。

イオン導入の20倍もの美容成分を肌の奥深くまで届けることが可能。イオン導入が効果を発揮しづらいと言われている、分子量の大きな成分やイオン化できない成分についても肌へ浸透させることができます。

ダウンタイムが必要なく、くすみや小じわ、ハリの改善が期待できる一方で、人によっては施術部位に赤みやかゆみといった症状が現れる可能性があります。施術を提供する際には、そういったリスクについてお客様にお伝えすることを忘れないようにしましょう。

ラジオ波

ラジオ波と呼ばれる高周波の電磁波を肌に照射することで、ジュール熱を発生させます。ジュール熱によって肌の温度を上げることで、肌の細胞を活性化させることが可能です。

肌の温度を上昇させることで血行やリンパの流れを促進したり、代謝をアップさせる効果を発揮してくれます。

痩身エステに用いられることが多いラジオ波ですが、肌への刺激が少ないためフェイシャルにも使用することができます。

ただし、フェイシャルの施術が可能な旨が明記されている機器に限るため、メーカーのホームページや機器の説明書を十分に確認してから利用するようにしてください。

スクラバー(超音波毛穴洗浄)

シャベルで汚れをすくうように取り除くスクラバー。超音波ピーリングとも呼ばれており、1秒間に数万回振動する超音波を利用して、表面に塗った化粧水やジェルと一緒に古い角質や毛穴汚れを浮かせて除去します。

肌の汚れを取り除くことでくすみが解消され、肌のトーンが明るくなったりハリが出たりといった効果が期待できます。

吸引

毛穴に詰まった皮脂や汚れをスポイトのようなガラス管で吸引します。同時に肌に適度な刺激を与えることで肌のキメを整えます。

多くの汚れが詰まっている毛穴の場合は、施術後も毛穴が広がったままの状態となります。再び汚れが詰まってしまわないよう、施術後の注意点として、以下2つのポイントをお客様にあらかじめ伝えておくと良いです。

  • 施術後は念入りな保湿や鎮静によって毛穴を引き締める
  • 吸引後はメイクを控える、あるいは薄くする

LED

LEDは、肌に有害な物質を含まない可視光線の一種です。肌にダメージを与えることなく、血行を促進したり代謝をアップさせたりすることができます。以下のように、光の色によってそれぞれ違った効果を発揮してくれるのも大きな特徴です。

  • 赤色:シワやたるみの改善・肌の引き締め
  • 青色:殺菌作用(ニキビ対策)・顔の赤みや炎症の鎮静化
  • 緑色:肌ストレスの緩和・透明感向上
  • 黄色:メラニン色素の排出・たるみの改善
  • 紫色:赤色・青色LEDの効果の掛け合わせ

有害な物質を含まないとはいえ、LEDを直視すると目に負担がかかってしまいます。施術時に保護ゴーグルを着用してもらうなど、お客様の目を守るための工夫が求められます。

ハイフ

正式には高密度焦点照射式超音波治療と呼ばれるハイフ。高密度の超音波が生み出す熱エネルギーを、SMAS筋膜と呼ばれる皮膚の土台となる部分に照射します。SMAS筋膜は表情筋を覆っており、加齢とともに緩み、皮膚のたるみの原因となります。

超音波を一点に集約してピンポイントで照射することで、肌の深部までエネルギーを届けることが可能。脂肪細胞にアプローチしたり、コラーゲンやエラスチンの生成を促す効果があります。

メスを使わず傷跡の残らない施術ながら多くの効果が期待できる、近年特に人気の機能の1つです。

EMS

EMS(Electrical Muscle Stimulation)は微弱な電流を流して刺激を与え、筋肉を収縮させる機能です。筋肉を動かすことで基礎代謝を高められるので、間接的に脂肪燃焼効果も発揮してくれます。

ラジオ波と同様に痩身エステ機器に多く取り入れられていますが、フェイシャルに用いることで表情筋を動かし、フェイスラインの引き締めやたるみの解消に役立ってくれます。

業務用美顔器を選ぶポイントとは

ここからは、業務用美顔器を選ぶ際のポイントについて解説していきます。

  • 機能・効果
  • 価格・ランニングコスト
  • 大きさ
  • 保証期間・サポート内容

機能・効果

エステサロンの集客に影響する大きな要素の1つとして、施術の効果が挙げられます。特に、顔は多くのお客様が毎日鏡を見て確認する部位であるため、どの程度効果が得られているのかがより明確にわかります。

「効果の高い業務用美顔器」を選ぶことは、エステサロンの売上を伸ばしていく上で欠かせません。

本当に効果が期待できる機器を選ぶためには、美顔器メーカーが実施しているデモ体験を利用することをおすすめします。フェイシャルエステはボディよりも即効性が高い傾向にあるため、いくつかの機器を実際に体験して効果を比べてみると良いでしょう。

搭載されている機能の幅広さも、美顔器を選ぶ上で重要なポイントです。店舗のコンセプトや新たに提供したいメニューの幅、主なターゲット層を考慮した上で、自分のサロンに必要なメニューを網羅した業務用美顔器を選べるのが理想です。

価格・ランニングコスト

フェイシャルエステはボディよりも単価が安い傾向にあります。「高額な機器を導入したものの思うような集客が期待できず、経営が圧迫される」といった事態を避けるため、業務用美顔器の価格については慎重に検討しなければなりません。

一般的に、業務用美顔器の価格はおよそ100〜400万円と言われています。価格帯の幅が広いのは、搭載されている機能の数によって機器の価格が大きく異なるためです。

つい価格が安い機器を優先して選んでしまいがちではありますが、施術の効果が低い機器を購入して集客や売上が伸びないようでは、十分な費用対効果を得ることができません

機器の性能については妥協せず、エステサロンにとって必要な機能が搭載されている機器を選ぶことをおすすめします。

また、機器を維持していく上で必要となるランニングコストも十分に考慮すべきです。機器を使用する際に必要となる専用液等の価格についても事前に確認しておきましょう。

大きさ

小規模のエステサロンを経営している場合は特に、小さめの美顔器を選ぶのがベターです。大きく動かしづらい機器を取り入れると、スタッフやお客様の動線を妨げたり運搬に時間がかかってしまう可能性があります。

機器ごとお客様の元へ出向く出張エステへの導入を検討している場合は、持ち運びやすさやコンパクトさをより一層重視することをおすすめします。

保証期間・サポート内容

どれだけ性能の良い業務用美顔器でも、突然故障や不具合が発生する可能性がゼロとは言い切れません。以下のような不測の事態に備えて、保証やメーカーのサポートが充実した機器を選んでおけば、サロン運営への影響を最小限に抑えられます。

  • 機器を落として破損してしまう
  • 電源が入らなくなる
  • 機器の出力が制御できなくなる

多くの業務用美顔器は保証期間が1年前後に設定されているため、保証期間が1年以上の機器を選んでおくと安心です。昨今は、多くの業務用美顔器メーカーが機器を購入してくれたお客様に対して以下のような手厚いサポートを実施しています。

  • 定期的なメンテナンス
  • 故障時の修理対応
  • 代替機の貸し出し

中には、エステサロンの開業をサポートしてくれるサポートダイヤルやセミナー動画などを取り入れているところもあります。複数のメーカーのサポート内容について十分に比較した上で、導入する業務用美顔器を選んでみてください。

人気の最新おすすめ業務用美顔器を紹介

シークレットメス

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  • サーマルフラクショナル
  • キャビテーション
  • エレクトロポレーション
  • LED
  • 吸引
  • EMS
  • ラジオ波

フェイシャルだけでなくボディ痩身メニューも幅広く網羅した、株式会社NBSが取り扱う1台13役の多機能痩身機です。1台導入するだけでメニューが充実したトータルサロンを実現できます

中でも特徴的なのは、ハイフに代わる新たな機能「サーマルフラクショナル」。ラジオ波をピンポイントで照射することにより、肌表面への負担を抑えた上で肌深部へのアプローチを可能としています。

卓上型でスペースを取らないため、小規模のサロンにも導入しやすいのもメリットの1つ。多機能ながらシンプルなタッチパネルや軽めのハンドピースで操作性も抜群です。新たにエステサロンの開業を検討している方には特におすすめの機器だと言えます。

ゼロスキン

引用:https://esthekiki.com/facial/zeroskin/

  • エレクトロポレーション
  • エレクトロリフティング
  • ハイドロピーリング

実際の現場の声をもとに開発された、株式会社ワールドジャパンの業務用美顔器ゼロスキン。上記のようなメニューを通して、肌質の改善からフェイスラインの引き締めまで幅広い施術が可能な複合型のエステ機器です。

エステティシャンにとって機器の操作が面倒だったエレクトロポレーションを、お客様にマスクを装着してもらうだけで施術できるのが最大の特徴だと言えます。用途に合わせて美容液を使い分けることで、お客様1人1人の悩みに合わせたオーダーメイド施術を行えます。

コンフォートデュアル

引用:https://esthekiki.com/slimming/comfort-dual/

こちらも株式会社ワールドジャパンが取り扱う業務用美顔器です。肌の奥深く、真皮や皮下脂肪層まで均等に熱を届ける出力の高いラジオ波を照射。皮下脂肪の温度を40~60℃まで上昇させられます。

ニキビに根本から働きかけたり、脂肪の燃焼を促進してセルライトが目立つ肌に働きかけることができます。

ラジオ波に特化した機器ですが、フェイシャル、ボディともに施術が可能。痛みやダウンタイムがほとんどないのも特徴の1つで、施術後すぐにメイクをすることも可能です。シンプルな操作画面もエステティシャンにとっては嬉しいポイントだと言えるでしょう。

価格や機能を考慮して最適な業務用美顔器を選ぼう

フェイシャルエステはボディの施術と比べて価格が安く、毎日目にする顔へアプローチすることで変化に気付いてもらいやすいです。新規のお客様が利用したりリピーターとなってくれるハードルが低いと言われています。

施術時間が短く回転率をアップさせられることから、エステサロンに導入しやすいのも特徴の1つ。今回ご紹介した選び方を踏まえて、自分のサロンに合った機能を備えた業務用美顔器を取り入れてみてはいかがでしょうか。

本記事でご紹介したシークレットメスは、フェイシャルメニューの他にキャビテーションや吸引といった多彩なボディメニューも搭載した1台13役の多機能痩身機器。これ1台でエステサロンのメニューの幅をぐんと広げることが可能です。

気になる方は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。

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さらに本サイトでは、業務用美顔器の他にも、高い効果が得られる最新のおすすめ業務用痩身機器についてランキング形式でご紹介しています。以下の記事も合わせてぜひご覧ください。