「業務用痩身機器を購入したいけど、何を基準に選べばよいかが分からない」

「高い買い物なので、選び方の基準を知っておきたい。」

購入を検討しているのであれば、損をしないように、まずは「選び方」をわかっておくべきですね。

業務用痩身機の購入する上で、基準となる項目を解説していきます。業務用痩身機器の選び方を知っておきたい方は、是非参考にしてください!

  1. 業務用痩身機器とは?家庭用との違い
  2. 業務用痩身機器の種類
  3. 痩身機器購入前に確認!選び方の基準について解説
  4. 業務用痩身機の選び方失敗例を紹介
  5. まとめ

業務用痩身機器とは?家庭用との違い

業務用痩身機器は、脂肪を分解したり代謝を高めたりすることによって、体重を落とし痩身効果を期待するマシンです。主に痩身エステサロンで使用されています。

家庭用の痩身機器も販売されていますが、家庭用に比べ出力が高いためより効果が表れやすくなっています。また、業務用痩身機には家庭用よりも機能が多く搭載されていることが多いため、様々な施術に対応できます。

家庭用の機器は「手軽」「簡単」といったことがメリットとなります。痩身エステサロンの効率的な経営を目指すのであれば、家庭用やハンドトリートメントよりも費用は高くなりますが業務用痩身機器を導入することが好ましいです。

業務用痩身機器の種類

業務用痩身機器には、以下のような種類があり、それぞれ効果や目的が異なります。どの痩身機器を選ぶべきか決めるために知っておきましょう。

  • ラジオ波
  • キャビテーション
  • エレクトロポレーション
  • LED
  • EMS
  • 吸引
  • 脂肪冷却

ラジオ波

ラジオ波は、高周波の電磁波を肌に照射することで熱を発生させ、硬く柔らかくする、新陳代謝を高めるなどによって脂肪燃焼を行います。痩身効果はもちろん、ストレスの緩和や免疫向上、美肌などの効果も期待できます。

キャビテーション

キャビテーションは本来の意味では液体に圧力を加えたときに生じる気泡の発生・消滅のこと。痩身エステにおいては、特殊な超音波を用いて皮下脂肪に刺激を与えるものです。脂肪層に気泡を発生させ、弾ける力を利用して脂肪を柔らかくします。

エレクトロポレーション

エレクトロポレーション(電気穿孔法)は、電気を使用して肌の奥まで美容成分を行き届かせるものです。特殊な電磁パルスで皮膚に一時的な穴を空け、そこに美容成分を入れて浸透させます。

表皮からでは浸透させられない高分子の美容成分を注射を使わずに浸透させることができ、皮膚が傷つくこともありません。

LED

LEDは、光を照射することによって肌の血行を良くしたり、細胞の代謝活性化を行います。肌に有害な紫外線を含まないことから、肌にダメージを与えずに美容効果が期待できます。LEDは色によってその効果が異なります。

  • 赤:肌の弾力アップ
  • 青:ニキビ治療と予防
  • 白:しわやたるみ改善
  • 緑:肌の透明感向上
  • 黄:メラニンの排出

EMS

「EMS(Electrical Muscle Stimulation)」は、体に貼付した専用パッドから微量の電流を流すことにより、皮膚を刺激して強制的に筋肉を運動させます。体を動かさず、横になっているだけで効率的に運動ができ、脂肪燃焼や引き締めの効果があります。

運動だけでは鍛えることが難しいインナーマッスルをトレーニングすることができ、姿勢改善や美しいボディラインの実現を目指せます。

吸引

吸引タイプの痩身機器は、施術部位を強力なバキュームによって吸い上げ、特殊なローラーによって揉みしだきます。血液やリンパ液の流れに働きかけることで、むくみ解消やセルライトの対策になります。

脂肪を揉みしだくという点では、ハンドトリートメントでも同様の施術が可能ですが、痩身機器を使うことで脂肪の内部までマッサージすることができ、短時間で安定して高い効果を得られます

脂肪冷却

一般的に脂肪細胞は温めることで痩身効果を促進しますが、冷却することでも痩身が可能です。脂肪冷却では脂肪を凍結し、細胞を老廃物として排出することを促します。

気になる部位の脂肪細胞のみをピンポイントで冷やして施術できることが強みです。医療用のものも存在しますが、エステ用の機器は低出力なぶん安価に購入できます。

痩身機器購入前に確認!選び方の基準について解説

痩身機器の種類について理解できたでしょうか。それでは、業務用痩身機器の選び方のポイントを見ていきましょう。痩身機器の購入に際しては、以下のようなポイントがあります。

  • 価格
  • 支払方法
  • スペック
  • サイズ
  • 操作性
  • 安全性
  • 保証内容・アフターフォロー

価格

まずは、平均的な価格がどれくらいなのかを知っておくべきですね。サロンの予算と計算して購入を検討しなければいけません。

「業務用痩身機器」と一口に言っても、業界内で高価格のものから、格安のものまであります。どうしても高額になってしまうため、妥協してただ低価格のものを購入してしまっては、効果が出ずに結果的に売り上げが伸びないことも。

総合的に考えてコストパフォーマンスが良いものを選ぶと良いですね。

業務用痩身機器の相場価格

業務用痩身機の価格相場は、150万円~300万円と言われています。機能が少ないものであれば、50万円~100万円ぐらいです。

以下は人気の業務用痩身機器の価格比較表です。

痩身機器 価格
シークレットメス 200万円
セルライトゼロ2 250万円
ハイパーナイフ6 200万円
ディアーガ 380万円

 

ランニングコストも計算

消耗品の価格や定期的な交換などが必要な場合、概算で毎月の経費を計算する必要があります。購入の前に、必ず計算に入れましょう。

支払方法

業務用痩身機器は高価であり、サロンの開業資金の中でも多くの部分を占めます。スムーズに運営していくためにも、支払方法を確認しておきましょう。主な支払方法には以下のものがあります。

  • 一括払い
  • リース
  • クレジット

それぞれメリットがあるため、サロンの状況を考えて適切な支払方法が選択できるものを購入しましょう。

スペック

価格だけでなく機能内容にも注目するべきですね。

機能が最小限でシンプルなものであれば、その分、価格も安く済みますが、業務用として使うのであれば物足りないと思うはずです。豊富な痩身エステメニューに対応できるものであれば、売上や顧客満足度アップに繋がるでしょう。

例えば、キャビテーションのみ対応した業務用痩身機器を選ぶよりも、キャビテーション・ラジオ波・EMSなど様々な機能を備えた機器を選ぶことで、多様なニーズにこたえられたり、相乗効果を発揮できたりします。

痩身エステでは、1つの機能に特化した単独型よりも、豊富な機能を持った複合型をおすすめします。

サイズ

機能や価格に気を取られてマシンのサイズについては見落としがちになることも。業務用マシンは大型のものが多く、施術室の広さによっては、圧迫感を感じる場合もあります。

店舗の施術室の広さを考慮したうえで、無理のないサイズのものを購入しましょう。

操作性

操作性も大事なポイントです。メニュー画面や使用手順がわかりやすく、直感的に操作できるものが理想です。機能が複雑で操作性が悪ければ、スタッフの講習にかかる時間がかかったり顧客満足度にも影響します。

メーカーによってはお試しで使用できることがあるため、可能であれば実際に試してから購入したいところです。

安全性

業務用機器は家庭用より高出力であることはお伝えしました。お客様にサービス提供する上での操作上の安全性は気にしておくべきでしょう。例えば、万が一の異常事態を感知した場合は機械が自動で停止するなどの機能が付いていると安心です。

また、故障しづらいというのもサロン運営上は非常に重要な安全性となります。購入を検討しているメーカーや代理店の販売実績などを確認しておけば、トラブルは多くないか、信頼できる業者かどうか精査する助けになります。

保証内容・アフターフォロー

業務用痩身機器は安くないので、保証内容も無視できません。

例えば、購入から1年以内に故障した場合、代替のものを貸与してもらえるといった内容であれば、店舗としても機会損失を防げますね。多くの痩身機器は1年~2年の保障がついていることが多いですが、まれに保証期間を設けていないものもあるため注意しましょう。

また、機器の定期的なメンテナンスといったアフターフォローがあるかどうかも確認しておくと良いでしょう。

業務用痩身機の選び方失敗例を紹介

選び方の軸がブレていた人の失敗事例について紹介します。

コスト重視の考えのもと、機能が少ない業務用痩身機器を購入。店舗に来る顧客のニーズが想定していたよりも大きく、機会損失を招いてしまったパターンです。

多機能の業務用痩身機であれば、顧客ニーズに対して、十分に応えることができたため、格安製品を選んだ故に、ビジネスチャンスを逃してしまうケース!

コスト重視で格安のものを購入するのも良いですが、安いものを選んだことによって、機会損失に繋がる可能性もあります。現状の顧客層や要望を、予めリサーチしておくことが重要です。

まとめ

エステサロンで導入される業務用痩身機器には多くの種類があり、それぞれの効果を理解したうえで収益を上げられるポテンシャルを備えたものを選ばなくてはなりません。

製品を購入してからも、技術・運営支援を施してくれるメーカーを選ぶことも大切です。口コミだけで判断するのではなく、メーカー担当者に、もれなく確認してから購入を検討していきましょう。