にきび跡用のエステが気になっているものの、「エステで本当にケアできる?」と悩んでいるという方も多いのではないでしょうか?にきび跡は適切なケアをしないと改善が期待できません。セルフケアで改善できるのが理想ですが、プロの力を借りるとより高い効果が見込めます。

この記事では、エステでケアできるにきび跡の種類と効果的な施術について解説しています。適切なエステサロンの選び方も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

  1. エステで改善を目指せるにきび跡は?
  2. にきび跡に効果的な施術
  3. にきび跡に適したサロンの選び方
  4. にきび跡にはセルフケアも大切
  5. にきび跡に適したエステサロンを選ぼう

エステで改善を目指せるにきび跡は?


にきび跡にはさまざまな種類がありますが、ほとんどの場合エステの施術で改善が期待できます。ただし、しこりやケロイド状になってしまったものは、フェイシャルエステでの改善が難しいため、美容クリニックの受診をおすすめします。

エステで改善を目指せるにきび跡は、主に以下の3タイプです。

  • クレーター
  • 色素沈着
  • 赤み

クレーター

にきびを触ったり潰したりすると、ひどい炎症が起きて周辺の皮膚組織が壊れてしまうことがあります。そうなると真皮層がダメージを受けて固くなってしまうので、肌が凸凹になり、簡単に治すことはできません。

しかし、エステの施術を通して肌のターンオーバーを促しながら保湿で肌を柔らかく保ち、時間をかけてケアしていけば改善が見込めるでしょう。

色素沈着

にきびが気になって触ったり、圧をかけて芯を出したりといったことを繰り返すと、紫がかった茶色のシミができてしまうことがあります。色素沈着は刺激から肌を守ろうとメラニンが生成されることが原因で起こり、日焼けによって悪化する場合も少なくありません。

学生の頃のにきびが原因になっているなど、できてから時間が経っている色素沈着を短期間で改善させるのは困難です。しかし、適切な施術を継続しメラニンを還元すれば、シミを目立ちにくくできる可能性が高いです。

赤み

通常、にきびが治るのに合わせて肌の赤みも消えていきますが、まれに赤みだけ残ってしまうケースも。これは炎症が長引いた結果、毛穴の周辺に毛細血管が集中したことが原因だと考えられます。

にきびの膨らみが治り肌が平らに戻ったとしても、ターンオーバーが乱れていたり、適切なスキンケアが行われていなかったりすると赤みが続いてしまうことがあります。エステの施術を受けながら、正しいスキンケアを行えば赤みの軽減が期待できます。

にきび跡に効果的な施術


エステのフェイシャルコースには、にきび跡の改善が期待できるメニューが数多くあります。自分の肌の状態を踏まえて、必要に応じて以下のようなメニューを組み合わせながら肌質の改善を目指しましょう。

  • ピーリング
  • イオン導入
  • 光フェイシャル
  • パック

ピーリング

ピーリングは古くなった角質を取り除く施術で、色素沈着のあるにきび跡におすすめです。

肌に角質が残っているとターンオーバーがスムーズに行えず、毛穴が詰まってにきびができやすくなります。ピーリングによって角質を取り除いて肌の再生を促せば、そうした肌質の改善を目指せます。

使用する薬剤はサロンによって異なりますが、ケミカルピーリングやハーブピーリングが一般的です。薬剤の強さもさまざまなので、自分の肌の質や状態に合わせたピーリング剤を使用しましょう。

イオン導入

微弱電流を利用して、ビタミンCやプラセンタエキスといった美容成分を真皮層へ浸透させる仕組みです。特に、皮脂の過剰分泌や炎症を抑える効果が期待できるビタミンCは、赤みや色素沈着の残るにきび跡にアプローチできるとされています。

ターンオーバーを促進したり、色素沈着の原因となるメラニンを還元したりといった作用があるといわれているため、ピーリングと合わせて実施することでさらに効果が期待できるでしょう。

光フェイシャル

波長が異なるさまざまな光を照射し、肌の内部で細胞組織を活性化させることで、あらゆる肌トラブルへのアプローチが可能です。ターンオーバーの促進や皮脂の過剰分泌を抑制する作用などがあるので、クレーターや色素沈着を伴うにきび跡の改善が望めます

光フェイシャルでは一般的に複数の光を同時に照射しますが、マシンによって使用する光の種類が異なるケースもあるため、にきび跡に効果があるか事前に確認しておくとよいでしょう。

パック

クレーターにはあまり効果が期待できませんが、色素沈着や炎症による赤みの残った肌にはパックもおすすめです。赤みがあるニキビ跡には、鎮静効果があり炎症を抑える成分が入っているパックが良いでしょう。

また、美白成分の含まれたパックなら、多くの場合メラニンの生成を抑える成分が配合されているため、色素沈着の改善が望めます。パックはピーリングやフェイシャルエステと併せて使用し、肌のターンオーバーを正常に戻していくことが大切です。

にきび跡に適したサロンの選び方

一口にエステサロンといっても、得意とする施術や使用しているマシンが異なるため、目的に合わないサロンでは効果が実感できないこともあります。にきび跡の改善を目的に通うなら、適したサロンを選びましょう。

  • 専用ケアプランがある
  • お試しコースがある
  • スキンケア・食事指導が受けられる
  • 通いやすい

専用ケアプランがある

にきび、にきび跡専門のエステサロンのほか、専用プランを提供しているエステだと安心です。専門のケアプランはクレンジングやマッサージ、美容液の導入など、にきびに効果のある施術を網羅的に受けられるのが特徴です。

その日の肌の状態に合わせた施術や薬剤、パックを使用してくれるので、にきび跡だけでなく、今あるにきびにも効果が期待できるでしょう。

お試しコースがある

エステサロンで受けられる施術の効果や店内の雰囲気は、実際に通ってみないとわかりません。お試しできるコースがあると、自分に合ったエステサロンを選びやすくなります

にきび跡の改善は、すぐに効果が出るものではないので、継続して通わなければなりません。契約後にミスマッチを感じないよう、お試しの際にしっかり施術について確認しておきましょう。

自分の肌トラブルを改善できるか、サロンの雰囲気は自分に合っているかなどをチェックすることが重要です。

スキンケア・食事指導が受けられる

にきび跡をケアするためには、エステに通うだけでは不十分です。正しいスキンケアや食生活が必要になるため、日常生活についてアドバイスや指導を行っているサロンを選ぶのがおすすめです。

普段のスキンケアで肌に負担をかけている、不規則な食生活をしているといった状況では、エステサロンでどれだけケアをしても改善が見込めません。使用している化粧品や食べ物についてスタッフに相談できると、より効果的にニキビ跡を改善できるでしょう。

通いやすい

ニキビ跡の改善には、継続してケアを行うことが大切なので、通いやすいサロンであることが大切です。立地や営業時間、予約の取りやすさなどを考慮して選ぶとよいでしょう。

また、あまりに費用がかかる場合は途中で支払いが困難になることも考えられるため、予算内で受けられるかどうかも重要です。契約前にしっかり費用を確認し、納得したうえで回数券などを購入しましょう。

にきび跡にはセルフケアも大切


ニキビ跡の改善には、エステだけでなく、以下のようなセルフケアが必要になります。

  • 紫外線対策
  • 睡眠
  • スキンケア
  • 食習慣の改善

ニキビによる色素沈着が発生している箇所ではメラニン細胞が活発になっており、紫外線を浴びると症状が悪化してしまうことがあります。

普段のスキンケアでメラニンの排出を促す美白美容液、抗炎症作用のあるスキンケア用品を使用するほか、外出する際はUVケアをするのがおすすめです。

また、肌のターンオーバーやコラーゲンの生成を促すため、質の良い睡眠と健康的な食事も欠かせません。

にきび跡に適したエステサロンを選ぼう

クレーターや色素沈着、赤みのあるタイプのにきび跡は、エステのケアで改善が期待できます。ピーリングやイオン導入、光フェイシャルなどを継続的に行い、肌の改善を目指しましょう。

エステサロンを選ぶ際には、にきび跡を専門的に扱っていたり、専用コースがあったりするサロンを選ぶのがおすすめです。普段のスキンケアも重要になるため、保湿やUVケアのほか、食生活の改善などをあわせて行うと、より効果が期待できるでしょう。