エステサロンで日々消費するエステ用品などの美容商材はどこから購入していますか?

ほとんどの方が卸売りの問屋から購入しているのではないでしょうか。今回は今後サロン開業を考えている方向けに卸売り業者の選び方やメリット、直販の方が良い場合などをご紹介します。

  1. 卸売り会社の役割
  2. 仕入れ先卸売り会社の選び方
  3. 仕入れで卸売り会社を通さない選択
  4. まとめ

卸売り会社の役割

卸売りの会社を通してエステ用品を購入する最大のメリットは便利さです。用品一つ一つを製造するメーカーはばらばらでも、問屋さんであれば一度に購入でき日々の仕事量を減らすことができます。また、自分で考えている用品以外の選択肢をいつでも確認することができます。
知識がないだけで、実はあった方が良い商品、顧客満足度が上がる商品を沢山の商品の中から見つけ出すことができます。

一定の品質が望めることもメリットの一つです。社歴が長く、取り扱い量が多い問屋であればあるほど「エステ用品の品質」について精査され続けているため信用を置くことができます。沢山のサロンが使い続けている商品を自ら探し、試さなくても良い点は卸問屋から購入するメリットと言えます。

便利な分、卸問屋は商品が高いのではないか?中間業者なのでマージンを抜かれているのはないか?と考える方もいると思いますが半分正解で半分は不正解です。

契約上、仕入れ値よりも高く売らなければ利益になりませんから中間マージン分直販よりも高くなっている場合もありますが、卸問屋はメーカーから大量に仕入れているため、仕入れ値を安く交渉することができ、直販と同じ値段で売っても利益がでるのです。

全ての商品が直販と同じ金額とは限りませんが、それでも卸問屋から購入する便利さと比べれば本業に専念することができ多少高くても納得できる範囲かと思います。

仕入れ先卸売り会社の選び方

それでは数ある卸問屋の中からどの会社を選べばよいでしょうか。

よく先輩サロンオーナーからの口コミで選ぶといった声がありますが、必ずしも適切ではありません。あくまで先輩サロンにマッチしているエステ用品を取り扱っている卸問屋であり、全てのサロンにマッチするかどうかは別問題だからです。

自分でサロンにマッチする卸問屋を探す際のチェックポイントは4つ

品揃え

品揃えが多ければ選択肢が増えて、将来的に仕入れ先がバラつかずに済みます。

サロンの方針 雰囲気に合うか

卸問屋によっては取扱い商品に全体的な癖があったり、価格設定に差があります。サロンの指向性、店全体の雰囲気によっては取扱い商品をチェックしてマッチしているかどうか判断するようにしましょう。

会社の規模・対応

悩んだ場合は、社歴が長かったり会社の規模で選ぶようにしましょう。大きな会社の方が、品質チェックやクライアントへの対応窓口がしっかりしている可能性が高く、何かあった場合でも本業に支障をきたす確率がさがります。

その他の強み

卸問屋によっては、エステ用品の販売だけでなく「エステサロン運営の勉強会」や「セミナー」などを無料で開催しています。顧客の囲い込みが目的と考えられますが、もしその他のサービスについても必要性があれば、選ぶ時の材料になります。

仕入れで卸売り会社を通さない選択

卸問屋を通さず直販の方が良い場合もあります。以下の点に該当する場合は、直販も選択肢に入れましょう。

強いこだわりがある場合

メーカーによっては直販のみでエステ用品や商材を売っている場合があります。サロンの運営上、どうしてもこの商品が良い場合は、直接問い合わせてみましょう。

業務用エステ機器

業務用痩身機などのエステ機器については、ほとんどの場合メーカー公式サイトで直販しています。メーカーの方が導入する際に、技術的な細かい質問にもすぐに回答してもらえるほか、修理や交換の際の対応も卸問屋を通した伝言ゲームにならずにすむためスムーズです。

どのエステ機器が良いか、卸問屋に質問することもできますが取扱いのあるエステ機器を前提に営業されることになりますので、サロンの肝となる業務用エステ機器は自らメーカーに問合せて選ぶことをおすすめします。

まとめ

卸問屋はより便利を目指し進化しており、現在一部の卸問屋ではPCだけでなくアプリからも簡単に注文できるようにするなどの企業努力を続けています。品揃えや、サロンにマッチしているかどうかをしっかり調べてから長く付き合うことになる卸問屋を選ぶようにしましょう。