勘違いしてしまう人も少なくありませんが、痩身エステはあくまで美容系サロンの1種。医療エステとは違い、これといった資格がなくても開業することが可能です。

そういった理由もあり、独立して自分のお店を持ちたいと考えているエステティシャンもいらっしゃるでしょう。今回のコラムでは、その最初の段階として知っておくべきことをお伝えしていきます。

  1. 痩身エステ開業の流れ
  2. ハンドエステとマシンエステはどっちがいい?
  3. おすすめの業務用痩身機はシークレットメス
  4. エステ開業の資金調達は?
  5. 痩身エステの集客方法
  6. 万全の準備でオープンしよう

痩身エステ開業の流れ

まず、痩身エステサロンを開業する際の流れを解説していきます。

  • コンセプトを決める
  • 物件を決める
  • 事業計画書を作成する
  • 資金調達
  • 改装・工事
  • 備品・消耗品の準備
  • スタッフの採用
  • 集客活動
  • オープンする

このように、エステサロンを開業するにはたくさんのステップがあり、それぞれ同時に進行していく必要があります。

適切な準備期間はおよそ1年間。「数カ月で開業した」という例もありますが、万全の状態で開業するにはこのくらいの期間は必要になるでしょう。

ハンドエステとマシンエステはどっちがいい?

痩身エステを開業する際に選ばなければいけないのは、ハンドエステかマシンエステのどちらを採用するかということです。「痩身=ハンドマッサージ」というイメージを持っている人も多いですが、最近は業務用の痩身機器もかなり普及してきています。

どちらかが優れているというわけではありませんが、それぞれのメリットを紹介するので、参考にしてみてください。

ハンドエステのメリット

  • お客様に合わせた施術ができる
  • リラックス効果が高い
  • 初期費用がかからない

お客様に合わせた施術ができる

ハンドエステの主なメリットの一つは、お客様に合わせた施術が可能ということです。

体型はもちろん、お客様の身体の構造は一人ひとり異なりますが、ハンドエステなら実際に身体に触れて微妙な調整をすることができます。そのような繊細な動きを再現するのはマシンだと難しいでしょう。

リラックス効果が高い

人の温もりを感じられるからこそのリラックス効果もハンドエステの魅力です。もともと人に優しく触れることで精神が安定し、リラックス効果を得られると言われています。

また、癒しを求めてエステサロンを訪れるお客様も多いですよね。痩身効果はもちろんのこと、普段の生活の中で蓄積された疲れを取ることができれば、顧客満足度も上がります。

初期費用がかからない

最近は家庭用のエステマシンも普及してきており、以前より随分身近になってきたイメージがありますが、業務用痩身機は1台で数百万円とかなり高額。何かと費用がかかる開業時において、大きな負担になるでしょう。

一方、ハンドエステであれば自分の身体一つあれば施術が可能です。もちろん相応の技術や経験が必要になりますが、開業のハードルを大きく下げてくれるでしょう。

マシンエステのメリット

  • 効果が高い
  • 施術が簡単
  • 施術時間が短い
  • 複数のメニューができる

効果が高い

業務用痩身機の性能は年々向上しており、近年ではハンドエステを上回る効果を発揮する機種もあります。より短い期間で高い効果を実感してもらえるため、顧客満足度、およびリピート率の向上に繋がります。

痩身エステの料金は決して安くありませんよね。そんな中でリピート率を上げるには、「料金に見合う価値がある」とお客様に認識してもらうことが重要ですが、効果を出すことは最も手っ取り早い方法だと言えるでしょう。

施術が簡単

新人スタッフでも簡単に扱えるという点も業務用痩身機のメリットです。最低限の知識は身に付ける必要がありますが、近年のマシンは操作性も上がっており、入ったばかりのスタッフでも簡単に扱えます。

ハンドエステの場合、即戦力を獲得するには経験豊富なエステティシャンを雇う必要があり、その分人件費も高くなってしまいます。初期費用こそかかるものの、その後のランニングコストに関しては業務用痩身機を購入した方が抑えられると言えるでしょう。

複数のメニューができる

業務用痩身機はどれも高額ですが、それぞれ性能の良し悪しが異なり、その1つが搭載している機能の数です。

  • ラジオ波
  • エレクトロポレーション
  • キャビテーション

など、一言に痩身機といってもその機能は様々ですが、複数の機能を搭載したハイブリッドタイプも多いです。たった1台で色々なメニューをこなせるようになるので、上手くアピールすることで新規顧客の獲得に繋がります。

施術時間が短い

業務用痩身機を使って効率良く施術を行えば、より短い時間で多くの施術をこなせるようになります。サロンの回転率が上がり、売上をさらに伸ばすことができるでしょう、

また、前述したように複数の機能を同時に出力できる業務用痩身機もあります。2回分、3回分の施術を1回で行えることで、顧客満足度もさらに上がります。

おすすめの業務用痩身機はシークレットメス

ハンドエステとマシンエステ、それぞれのメリットを解説しましたが、マシンエステにするならおすすめの業務用痩身機は「シークレットメス」です。

  • サーマルフラクショナル
  • EMS
  • エレクトロポレーション
  • ラジオ波
  • LED
  • キャビテーション
  • 吸引

以上の7つの機能を搭載しており、それぞれ同時に出力可能。1台で13役を実現した多機能性が魅力のマシンです。

肝心の料金は200万円。決して安くはない価格ですが、業務用痩身機の中ではリーズナブルな価格帯ですし、機能性の良さを考慮すれば非常にコストパフォーマンスが高い機種だと言えるでしょう。

ただ、他にもおすすめの業務用痩身機はたくさんあります。特におすすめの機種をランキング形式で紹介しているので、興味があればご覧ください。

エステ開業の資金調達は?

  • 業務用痩身機の購入費
  • 内装の改装費
  • 人件費
  • 広告宣伝費

など、痩身エステを開業するには多額の費用が必要で、総額で300万〜500万円程度になります。それだけの資金を調達する方法としては、主に以下の3通りの方法があります。

  • 自己負担
  • 融資を受ける
  • 助成金・補助金を活用する

この中で特におすすめなのは「助成金・補助金を活用する」という方法です。

融資との最大の違いは、支給された資金を返す必要がないということ。制度に応じて条件が異なり、それらを満たす必要がありますが、ノーリスクで資金を調達できるため、積極的に活用していきましょう。

新型コロナウイルスの影響もあり、近年では色々な制度が不定期で申請者を募っています。こちらのサイトでわかりやすく解説されていたので、よければ参考にしてみてください。

痩身エステの集客方法

最後に開設するのは集客方法です。数年前に比べて、痩身サロンの数は全国的に増加しました。現在も毎年新しいお店ができていますが、一方で開業してすぐに廃業に追い込まれてしまうケースも多いです。

原因はいくつも考えられますが、そのうちの1つが集客不足。競合が多い美容業界において、これといった施策もなしに生き残ることは難しいでしょう。

大手サロンはチラシや広告を積極的に活用していますが、開業したばかりの個人サロンにそこまでの予算はありませんよね。そこでおすすめなのがWeb集客です。

  • Web広告
  • 予約サイト・ポータルサイト
  • SNS

など、Web上なら低予算で効率的に集客できるツールがたくさんあります。こちらのサイトの記事がわかりやすかったので、興味があればご覧ください。

万全の準備でオープンしよう

今回のコラムでは痩身エステの開業に必要な知識を簡単に解説しましたが、サロン運営を成功させるためにはどれも欠かすことができません。余裕を持った開業スケジュールを立てて、万全の状態でオープンするようにしましょう。

他にもエステサロンの開業や運営に関わるノウハウを知りたいという方は、こちらのページから興味があるコラムを読んでみてください!