エステサロン経営ノウハウ
自宅エステ開業で失敗?独立成功法則とは?
- 家で開業!失敗しないための方法とは?
- 【エステサロンオーナーになる前に!】エステサロン開業前に知っておくべき現状について
- 自宅エステ開業で成功する店舗と失敗する店舗とは?
- 自宅エステ開業で失敗を避けるためには?
- まとめ
家で開業!失敗しないための方法とは?
マンションや一軒家でエステサロンの運営を行いたいという方は多いと思います。しかし、エステサロン開業をしたい気持ちが大きい反面、「本当にエステサロンの起業をしても、成功することができるのだろうか?」という気持ちも出てくるでしょう。
自宅でエステ開業を考えている方は、できればサロン運営の失敗は避けたいもの。今回、エステサロン開業計画を立てている方に向けて、自宅エステ開業で成功する方と失敗する方の特徴と、成功するためのポイントについてお伝えしていきます。
【エステサロンオーナーになる前に!】エステサロン開業前に知っておくべき現状について
エステサロン経営者として仕事をする前に、起業失敗を避けるためにも、まずは今の市場状況を理解しましょう。
3年以内に閉店する店舗は9割以上の現実
エステサロンをオープンしてから、1年以内に廃業する店舗が6割、3年後には9割が閉店する業界と言われています。
エステサロンは、国家資格のようなものがなくても独立ができるため、起業する上でハードルは低い業界と言えます。しかし、ハードルが低い分、エステサロン開業をする方が増えており、顧客の取り合いになっている状態になっている現状です。
全国のエステサロンは2万店以上
日本全国のエステサロンは、大手エステサロンから個人運営のサロンまで、2万店以上あると言われています。
前述した通り、独立しやすい分、開業したその瞬間に約2万店が競合店舗ということになります。つまり、約2万店に埋もれないために、勝ち残るための独自の強みや差別化をしなければエステサロン開業成功は遠ざかることになるでしょう。
美容業界の中でも価格競争が激しい市場
既に2万店以上の店舗があるため、価格競争が激しいマーケットとなっています。「価格を下げなければ顧客が来ない」という店舗は、利益を残すことが難しくなることに。店舗運営の雲行きが怪しくなるでしょう。価格を下げて顧客を呼び込む考え方も、経営していく上で必要なことですが、店舗の収益を増やすことが難しくなります。
自宅エステ開業で成功する店舗と失敗する店舗とは?
起業が成功する店舗の特徴パターン
- 無駄な経費は抑える
- 綿密な集客と販売戦略を持っている
- スペックの高いエステ機器を使用
エステサロン起業で成功する店舗の共通点は上記の通り。下記より、上記3点の理由と詳細についてお伝えしていきます。
無駄な経費は抑える
成功する店舗は、基本的に無駄な経費を使っていません。自宅でエステサロンを運営する場合、大きなメリットと言えるのは、固定費を大幅にカットできることでしょう。
経費をできるだけ抑えると、実収入となる粗利益がたくさん残ることになるので、事業拡大のための資金を増やすことが可能に。さらにサロン運営に安定感が増してきます。サロン開店の準備段階で、銀行から融資を受けている方は多いはず。
資金に余裕があるからと言って、費用の無駄遣いをしないように注意しましょう。
集客と販売戦略を持っている
エステサロンの店舗がたくさんある中で勝ち残るには、独自の強みをPRしながら、集客していくことが重要です。チラシを用いた広告を使用するのも有効手段ですが、無料でできるfacebookやinstagramなどのSNSを用いた集客戦略もよいでしょう。
コロナ禍となった今、オンラインでエステメニューの配信をしていくだけでも、店舗の認知度は高くなります。また、新規来店の顧客が、その店舗のファンになってもらうためにも、あらゆる工夫を凝らしてキャンペーンなどを打ち出すのもよいでしょう。
リピート顧客が増えれば増えるほど、売上に安定感が増していきます。
スペックの高いエステ機器を導入
価格以上に価値が高いサービスであればあるほど、顧客にコストパフォーマンスを感じてもらいやすくなります。
顧客にとって価値が高いサービスを提供していくには、スペックの高いエステマシンを使用していくことが必要不可欠です。機能が高いものであればあるほど、エステティシャンの技術が高いことを認識されるだけでなく、多彩なお客さんのお悩みに合わせたサービスを提供することができます。また、エステ効果を実感してもらえれば、リピート顧客になるだけでなく、口コミで新規顧客来店に繋がる可能性もあります。
起業を失敗する店舗の特徴パターン
- 生活感が抜けないサロン店内
- サロンの場所が把握しにくい
- 店舗の情報量が足りない
エステサロン独立で失敗する店舗は、主に3つの要因です。下記より、詳しく解説していきます。
生活感が抜けないサロン店内
エステサロンに来店する顧客は、ボディーメイクをしたいという方だけでなく、非日常の雰囲気と空間を楽しみたいという方が多いです。自宅サロンだと、生活感ある家具や家電から生じる生活臭が出てくることに加え、テレビや子供の声が聞こえたりするとリラックスすることができません。
自宅でエステサロンを運営するのであれば、専用の個室を設けるようにしたり、パーテーションを用いてスペースの確保をしましょう。
サロンの場所が把握しにくい
自宅サロンだと、立地が把握できないことが大きなデメリットと言えます。新規顧客の方であれば、住所がわかりにくいと不安な気持ちになってしまうことにも。場所が把握できないと、来店する気持ちが薄れてしまうことになり兼ねないため、工夫を凝らす必要があります。
サロンを運営する上で、住所を公開するだけでなく、地図や近辺で目立つ場所の写真を用いて、具体的な説明をすることが重要です。
店舗の情報量が足りない
自宅エステサロンは、大手サロンと違って知名度がないため、信用度に欠けてしまいます。ホームページを作ってブログを更新したり、SNSを活用してサロンの情報を発信し続けることが重要です。どんな人が施術するのかといった情報を掲載するだけでも、集客効果が変わります。
自宅エステ開業で失敗を避けるためには?
エステサロンを運営していく上で、開業失敗はできるだけ避けたいですよね。自宅エステで成功するためのポイントをまとめてみました。
独自の「コンセプト」や「強み」をPR
自宅でエステをする際に、どのようなコンセプトで運営を行うかがポイントになります。他店では行っていない強みを持つことも重要です。「このサロンにしかない雰囲気が堪能できる」といった心理にすることができれば、リピート顧客になる確率が高まります。
また、他店舗にはない独自の強みを持つことで、他店舗との差別化を図ることが可能に。「価値が高いエステサロン」と感じてもらうことができれば、来店数アップにつなげることができるでしょう。例えば、フェイシャルメニューやリラクゼーションメニュー、もしくは別のジャンルでネイルサロンメニュー等を併用させることで、「ここでしか施術を受けることができないエステサロン」になります。
新規顧客を増やす「無料提供」の徹底
競合となる店舗が多い中で、勝ち残っていくには、他店舗がやっていることをマネするだけでは生き残れません。新規顧客獲得のために、無料カウンセリングでお客さんのお悩み相談を受ける機会を増やしたりすることで、店舗に興味を持ってもらえることができます。
価値を感じてもらうために、提供しているエステの無料体験を受けてもらうのもよいでしょう。満足度が高ければ、営業を仕掛けなくても来店する顧客は増えていきます。但し、無料キャンペーンのみを求める顧客も中にはいるので、しっかりと把握できるようにしてください。
必要なものだけ購入する
自宅でサロンを運営する場合、テナントを借りるわけではないため、固定費を大幅にカットすることができます。
大幅に経費を削減できている分、スタッフを無駄に多く雇用したりすると、赤字決算となってしまうことになるので注意してください。安定した売上が立っていない以上、身の丈に合わない先行投資をしないようにしましょう。
値下げ対応は基本的にしない
顧客から値切られることが、運営をしていく上で必ずあります。しかし、値下げ対応を行うことで生じるデメリットは、売上アップが望めないということが想像できますよね。一度、値下げ対応を行ってしまうと、来店する度に値下げを求められることになるので、正規価格で対応をしている顧客の対応ができなくなります。売上アップの機会損失になってしまうので、注意しましょう。
開業してからメニューの価格設定は、できるだけ変えないようにしてください。メニューをリニューアルする際に、サービス単価を見直すことが重要です。
リピート顧客であれば値下げ対応はOK
創業してからお付き合いが長いお客様であれば、値下げ対応を行うのもよいでしょう。何度も来店して頂いているため、リピート顧客限定の特典などを実施すると、信用度を高めることができます。
常に改善を繰り返す
自宅サロンは開業して終わりではありません。長く運営していく上で、予約を殺到させていくためには、常に改善を行う必要があります。未経験での起業であれば、エステサロンセミナーや講座を受講して業界の知識習得に向けた動きをしないといけないでしょう。エステサロンは顧客の取り合いです。集客ノウハウを構築しても、改善をやめた途端にサービス内容や特典内容に飽きられる可能性も。ライバル店舗に顧客が取られないようにするためにも、PDCAサイクルを繰り返しましょう。
まとめ
エステサロンを自宅で開業したい方は非常に多く、マンションや一軒家でのエステサロン独立を計画している方も多いでしょう。
しかし、エステ業界は、起業してから3年後には9割が廃業するレッドオーシャン市場。他サロンにはない取り組みや集客販売戦略を練って実行していく必要があります。
今回お伝えした自宅サロンで成功する特徴やポイントを参考に、エステサロン運営に役立ててみてください。
この記事の執筆者
業務用痩身機器比較サイト編集部
業務用痩身機器比較サイトは、元エステサロンオーナー、元美容機器メーカー営業をはじめとした美容のプロが業務用痩身機器を徹底比較して紹介するWebサイトです。エステサロンの運営に長年携わってきたノウハウを活かし、サロン経営に挑戦する方にとって役立つ集客の方法や売上を伸ばすコツ、痩身機器の選び方なども紹介してまいります。