エステサロン経営ノウハウ
ハーブピーリングの導入費用とは?ランニングコストについても解説!

エステサロンの新規メニュー導入を検討する際、最も気になるのが「実際にいくらかかるのか」という導入費用の問題ではないでしょうか。ハーブピーリングは、美容意識の高いお客様から注目を集める人気メニューですが、導入にはある程度の初期投資が必要です。
この記事では、ハーブピーリングの導入費用について、商材の選び方からランニングコストまで、サロンオーナーが知っておくべき情報を詳しく解説します。メニュー導入を成功させるために、費用対効果を最大化するポイントも合わせてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
- ハーブピーリングとは?
- ハーブピーリング導入で期待できる効果
- ハーブピーリングの導入費用
- ハーブピーリング商材の選び方
- ハーブピーリングのランニングコスト
- ハーブピーリングの導入費用を早期に回収するためのポイント
- ハーブピーリングは費用対効果を考えた上で導入するべきか検討しよう
ハーブピーリングとは?

ハーブピーリングとは、植物由来の天然成分を肌に塗布することで、古い角質を剥離させて肌のターンオーバーを促進する美容施術です。従来のケミカルピーリングと異なり、化学薬品ではなくハーブの力を活用するため、肌への負担が少なく自然な美しさを引き出せる点が特徴といえます。
肌の深部まで有効成分を届けることで、シミやニキビ跡、くすみなどの肌トラブルを改善し、透明感のある肌へと導きます。
ケミカルピーリングとの違い
ハーブピーリングとケミカルピーリングの最も大きな違いは、使用する成分にあります。ケミカルピーリングは酸性の薬剤を使用して角質を溶かす施術であり、即効性は高いものの敏感肌の方には刺激が強い場合があります。
一方、ハーブピーリングは天然由来成分を使用するため、化学薬品に抵抗があるお客様や、より自然なアプローチを望む方に適しています。施術の安全性に対するお客様の信頼を得やすい点も、サロンにとって大きなメリットとなるでしょう。
剥離あり・剥離なしの違い
ハーブピーリングには、大きく分けて「剥離があるタイプ」と「剥離がないタイプ」の2種類が存在します。剥離があるタイプは施術後数日間で皮膚が剥がれ落ち、短期間で劇的な変化を実感できる反面、ダウンタイムが発生します。
剥離がないタイプは施術当日からメイクや洗顔が可能で、ダウンタイムがほとんどないため、日常生活への影響を最小限に抑えられます。お客様のライフスタイルや肌の状態に合わせて選択できる柔軟性が、ハーブピーリングの魅力です。
ハーブピーリング導入で期待できる効果
ハーブピーリングをサロンメニューに加えることで、お客様に提供できる価値は多岐にわたります。まず、ニキビ・ニキビ跡の改善効果。古い角質を除去して毛穴詰まりを解消することで、ニキビのできにくい肌環境を整えることが可能です。
さらに、シミやくすみの改善、肌のトーンアップ効果も見込めます。定期的な施術により、透明感のある明るい肌へと導くことができるでしょう。加えて、アンチエイジング効果やリフトアップ効果も期待でき、幅広い年齢層のお客様に訴求できます。
肌のターンオーバーを正常化させることで、お客様自身が持つ本来の美しさを引き出せる点が、ハーブピーリング最大の魅力といえるでしょう。
ハーブピーリングの導入費用
ハーブピーリングを導入する際の初期費用は、選択する商材やメーカーによって大きく異なります。一般的には、商材のスターターキットに研修費用や登録費を含めて、約10万円から80万円程度の費用が必要となるケースが多いです。
小規模サロンで既存の施術ベッドやワゴンを活用できる場合は、比較的低い初期投資でスタートできます。一方、海外ブランドのスターターキットに本格的な研修プログラムが含まれる場合は、費用が高額になる傾向があります。
初期費用の内訳を理解する
ハーブピーリング導入時の初期費用には、さまざまな項目が含まれています。主な内訳としては以下のようなものが挙げられます。
- 商材スターターセット(ハーブパウダー、ブースター、中和剤、鎮静用化粧品など)
- 講習・研修費用
- ディプロマ発行費や登録費
- 施術用ベッドやタオル類(新規購入の場合)
- ボウル、スパチュラ、計量器などの器具
- 消耗品(手袋、マスク、ラップ、コットンなど)
これらの費用に加えて、広告宣伝費や撮影費用、POPやメニュー表の作成費なども別途必要となる場合があります。導入計画を立てる際は、こうした細かな費用項目も含めて総合的に予算を組むことが重要です。
商材メーカーによる価格差の理由
ハーブピーリング商材の価格には大きな幅がありますが、その理由を理解することで適切な商材選びができます。価格差が生じる主な要因は次の通りです。
- 講習プログラムの充実度(対面研修の回数、オンラインサポート、フォローアップ研修の有無)
- ディプロマや認定制度の有無
- スターターセットに含まれる商材の内容量と種類
- ブランドの知名度や市場での位置づけ
- アフターサポート体制の手厚さ
価格が高いからといって必ずしも優れているわけではなく、安いからといって品質が劣るとも限りません。大切なのは、自店のお客様層やスタッフの技術レベル、サロンの規模に合った商材を選ぶことです。すでにハーブピーリングの施術経験がある場合は、過剰な研修プログラムが含まれていないシンプルな商材を選ぶことで、初期費用を抑えられる場合もあります。
ハーブピーリング商材の選び方
商材選びは、ハーブピーリング導入の成否を左右する重要なポイントです。お客様に安全で効果的な施術を提供するためには、慎重に商材を見極める必要があります。
選定の際に重視すべきは、安全性、ダウンタイムの長さ、そして他の施術や化粧品との組み合わせやすさです。これらの要素を総合的に判断することで、サロンの方向性に合った最適な商材を選択できるでしょう。
安全性を最優先に考える
お客様の肌を預かる立場として、商材の安全性は最も重視すべきポイントです。
化粧品としての正式な登録がされているか、製造販売業許可を持つメーカーの製品かどうかも確認が必要です。また、万が一の肌トラブルに対するメーカーのサポート体制や、過去の症例データが十分に蓄積されているかも判断材料となります。
施術マニュアルやアフターケア手順が詳細に用意されており、テストパッチの運用方法が明確に示されている商材であれば、スタッフ教育もスムーズに進められます。同意書のテンプレートが提供されているかどうかも、導入後の運用を考える上で重要な確認ポイントです。
ダウンタイム期間を考慮する
商材によってダウンタイムの長さは大きく異なります。剥離が起こるタイプでは数日から2週間程度のダウンタイムが必要となる場合があり、その間お客様は肌の赤みや皮むけといった症状に対処しなければなりません。
サロンの立地やターゲット層によっては、ダウンタイムの長さが集客に影響することもあります。仕事柄人前に出る機会が多いお客様が多いエリアでは、ダウンタイムが短い、または剥離がないタイプの商材を主軸に据えることで、より多くの方に施術を受けていただけるでしょう。
コース設計や予約の回転率を考える上でも、ダウンタイムの長さは重要な要素となります。お客様のライフスタイルに合わせた柔軟な提案ができるよう、複数のタイプを用意しておくのも1つの戦略です。
他メニューとの組み合わせを検討する
ハーブピーリングを単独メニューとして提供するだけでなく、既存の施術と組み合わせることで、より高い付加価値を生み出すことができます。フェイシャルマシンやLED照射、導入機器などと併用できる商材を選ぶことで、施術メニューのバリエーションが広がります。
また、施術後に使用する鎮静化粧水や保湿クリーム、UVケア製品などのホームケア商品のラインナップが充実している商材であれば、物販売上の向上も期待できます。お客様にとってトータルケアが可能なサロンとして認識されることで、リピート率の向上にもつながるでしょう。
エステサロンとしての強みを活かせる商材を選ぶことが、競合他店との差別化につながります。
ハーブピーリングのランニングコスト

初期費用だけでなく、継続的にかかるランニングコストもしっかりと把握しておくことが重要です。ハーブピーリングのランニングコストには、商材の補充費用や消耗品費、メンテナンス費用などが含まれます。1回の施術にかかる商材原価を正確に算出し、適切な価格設定を行うことで、安定した収益を確保できるでしょう。
1回あたりの商材原価を把握する
施術メニューの価格設定を適切に行うためには、1回あたりの商材原価を正確に把握することが不可欠です。ハーブパウダーの使用量、ブースターや鎮静用化粧品の消費量など、細かく計算しておきましょう。
一般的に、ハーブピーリング1回あたりの商材原価は2,000円から5,000円程度となることが多いですが、使用する商材や施術範囲によって変動します。フェイシャルのみの施術か、デコルテまで含むかによっても原価は変わってきます。
原価率を適切にコントロールすることで、サロンの利益率を高めることができます。一般的なエステサロンでは、原価率を20%から30%程度に設定するケースが多いですが、商材の質や施術内容に応じて柔軟に調整しましょう。
消耗品コストを見落とさない
施術に必要な消耗品のコストも、継続的に発生する費用として計上する必要があります。使い捨て手袋やマスク、フェイスシート、コットン、スパチュラなど、一回一回は小さな金額でも積み重なると無視できない金額になります。
これらの消耗品費用は、1回の施術あたり200円から500円程度が目安となりますが、衛生管理を徹底するほど費用は増加します。しかし、お客様の安全を守るための必要経費として適切なコストをかけることが、信頼されるサロンの条件です。
年間の施術回数を想定し、消耗品にかかる総額を事前に見積もっておくことで、予算管理がしやすくなります。まとめ買いによる割引を活用するなど、賢くコストを抑える工夫も大切です。
ハーブピーリングの導入費用を早期に回収するためのポイント
ハーブピーリングの導入費用を早期に回収し、安定した収益を上げるためには、戦略的なメニュー設計と価格設定が欠かせません。適切な施術料金を設定し、コース契約や物販とセットで提案することで、投資回収期間を短縮できます。
多くのサロンでは、3ヶ月から6ヶ月程度で初期投資を回収し、その後は安定した利益源となるケースが多いようです。
適切な価格設定を行う
ハーブピーリングの施術料金は、一般的に1回あたり15,000円から30,000円程度に設定されることが多いです。使用する商材のグレードや施術時間、オプションメニューの有無によって価格帯は変動します。
高単価メニューとして位置づけることで、客単価を大幅に向上させることが可能です。原価率や人件費、サロンの立地条件などを総合的に考慮し、適正な利益を確保できる価格設定を心がけましょう。
価格を決める際は、競合他店の相場も参考にしつつ、自店の強みや提供価値をしっかりとお客様に伝えることが大切です。丁寧なカウンセリングや施術後のアフターフォローなど、付加価値を高める工夫も価格に反映させましょう。
コース設計で売上を安定させる
単発の施術だけでなく、複数回のコース契約を提案することで、売上の安定化とお客様の結果満足度の両方を高めることができます。ハーブピーリングは継続することで効果が高まる施術であるため、3回から5回のコースメニューを用意すると良いでしょう。
例えば、3回コースを60,000円、5回コースを90,000円といった設定にすることで、1回あたりの単価を下げつつも総額での売上を確保できます。コース契約により、お客様のリピート来店が約束されるため、サロンの予約管理や売上予測も立てやすくなります。
初回体験価格を設定し、その後のコース契約につなげる導線を作ることで、新規のお客様も獲得しやすくなります。体験価格は原価ギリギリに設定してでも、まずは効果を実感していただくことを優先しましょう。
物販で利益率を向上させる
ハーブピーリング施術後の肌は、美容成分の浸透力が高まっているため、専用のホームケア商品を提案する絶好のタイミングです。保湿クリームや美容液、UVケア製品などをセットで販売することで、施術売上に加えて物販利益を確保できます。
物販商品は施術に比べて利益率が高いため、サロンの収益性を大きく改善する効果があります。施術とホームケアを併用することで効果が持続しやすくなることを丁寧に説明すれば、お客様も納得して購入してくださるでしょう。
無理な押し売りは避けつつも、お客様の肌悩みに寄り添った提案を心がけることが、信頼関係の構築と売上向上の両立につながります。施術メニューと物販商品をトータルで考えることで、LTV(顧客生涯価値)を最大化できます。
ハーブピーリングは費用対効果を考えた上で導入するべきか検討しよう

ハーブピーリングの導入費用は、選択する商材や研修内容によって10万円から80万円程度と幅があります。初期投資だけでなく、継続的にかかるランニングコストも含めて、総合的に予算を組むことが大切です。商材選びでは、安全性、ダウンタイムの長さ、他メニューとの組み合わせやすさを重視しましょう。適切な価格設定とコース設計を行い、物販と組み合わせることで、早期の投資回収と安定した収益確保が可能になります。
丁寧なカウンセリングとアフターフォローを徹底し、お客様に安心して施術を受けていただける環境を整えることが、ハーブピーリング導入においては重要です。

この記事の執筆者
業務用痩身機器比較サイト編集部
業務用痩身機器比較サイトは、元エステサロンオーナー、元美容機器メーカー営業をはじめとした美容のプロが業務用痩身機器を徹底比較して紹介するWebサイトです。エステサロンの運営に長年携わってきたノウハウを活かし、サロン経営に挑戦する方にとって役立つ集客の方法や売上を伸ばすコツ、痩身機器の選び方なども紹介してまいります。


