痩身機器やエステ機器業界ではここ数年、自宅でも取り扱いができる家庭用の機器が増えてきています。「おこもり美容」ブームの昨今、家庭用の美容機器は自宅に居ながらサロンレベルの処置が自分で行えるため、多くの美容通の女性から人気を集めています。

そんな家庭用の機器ですが、エステサロンで使われている業務用の機器とはどのような変化があるのでしょうか? この記事では、家庭用機器と業務用機器の違いについて詳しく解説していきます。

  1. 値段
  2. 性能
  3. サイズ
  4. 使用方法
  5. 業務用機器選びで失敗しないためには?
  6. まとめ

値段

家庭用と業務用では当然値段が大きく異なります。例えば、家庭用のキャビテーション機器であれば、2万円~6万円程度ですが、業務用のキャビテーション機器だと安いもので30万円程度、複数の機能を兼ね備えた複合機器の場合は200万円~400万円程度の金額になるのが相場です。

家庭用機器と比較すると、業務用機器はかなり高く感じてしまうかもしれませんが、サロン用の業務用機器はお客さんに使用しながらコスト回収ができるため、このような値段設定になっています。

性能

家庭用と業務用は、その性能・効果に大きな違いがあります。

キャビテーションのように超音波を使用する施術や、ラジオ波のように電磁波を使用する施術は、出力レベルを高めすぎると人体に悪影響を及ぼしてしまう可能性がゼロではありません。

家庭用であろうが業務用であろうが、基本的には人体に害が無いように安全性に配慮して作られていますが、当然家庭用機器の方が安全性に対して強い配慮があります。もちろんその分性能が落ちてしまうため、家庭用機器は即効性が無かったり、効果が薄かったりという側面があります。

一方で業務用機器は出力レベルが高く、効果が出やすいです。取り扱う人もプロのエステティシャンであることが想定されるため、より効果を実感することができるでしょう。

サイズ

家庭用と業務用の大きな違いの1つがサイズです。家庭用の場合は、複数の機能を有している機器は少なく、大きさもそれほど大きくありません。旅先などにも持っていけるようなコンパクトサイズの商品が多いです。

一方で、業務用のエステ機器の場合は、タワー型の大型の商品から卓上型の少し小さめの商品まで様々ですが、基本的には持ち運びができるようなサイズではありません。サロン開業を考えている方は、業務用機器はある程度サイズが大きいことを想定しておきましょう。

使用方法

家庭用と業務用では使用方法も当然異なります。どのように異なるかと言うと、家庭用は一人で使うことを前提に設計されているのに対して、業務用はエステティシャンに使ってもらうことを前提に設計されているということです。

家庭用は使用に際して専門知識などは必要なく、簡単に使用できるようになっている一方で、業務用機器は使用方法に関して研修を受けたエステティシャンが施術を施してくれます。

ただし、最近は、セルフエステ用の業務用機器も開発されており、業務用機器でも使用方法が簡単なものも多数存在します。

業務用機器選びで失敗しないためには?

上記で解説したように、業務用機器は家庭用の何倍もの値段がすることがわかるかと思います、せっかく高価な買い物をするのであれば、絶対に機器選びで失敗をしたくないですよね。

機器選びで失敗しないためのポイントは、値段に見合った機能・効果を実現できているかどうかです。

業務用機器は30万円程度の商品から400万円程度の商品まで、値段はピンキリです。そのため、値段の高低ではなく、値段と機能のバランスに目を向けて商品選びを行いましょう。

また、サイズや使用方法については、メーカーのホームページで情報を集めるだけでは不十分なことが多いので、直接お問い合わせをして、無料体験会などで、実際使用してみることをおすすめします。

まとめ

家庭用のエステ機器と業務用のエステ機器の違いについておわかりいただけたでしょうか? 家庭用と業務用の違いをしっかりと認識したうえでそれぞれのメリットを生かすような使い方を心がけていきましょう。