エステサロン経営ノウハウ
業務用キャビテーション機器の効果って?家庭用との違いは?
ダイエットでは、落ちにくい部位の脂肪にも働きかけるキャビテーションは、痩身に関するメニューの中でも人気の施術の一つです。
キャビテーションとは?
キャビテーションは日本語訳すると“空洞化現象”という意味になります。切らない脂肪吸引とも呼ばれており、気軽に利用できることと、満足度の高さから人気の施術です。
キャビテーションの原理
“空洞化現象”とは、超音波で液体を振動させることにより、気泡の発生と消滅が起こします。キャビテーションはこの現象を利用し、生じる衝撃で脂肪を小さく砕き、体外へ排出しやすいよう導きます。
本来、脂肪は15℃前後では、固まったままですが、体温に近い温度まで上がることにより液状に変化。そこにキャビテーションを照射することで、細かい振動が加わって、脂肪が沸騰したような状態になり、血液やリンパに乗って体外へ排出します。
業務用と家庭用の違い
コンセントに挿すだけで使用できる気軽さで、人気の家庭用キャビテーションですが、業務用のものとは周波数が大きく異なります。周波数の数値が低いほど、皮膚の深部までアプローチが可能にとなるため、出力の弱い家庭用は効果も出にくいのが特徴です。
- 家庭用平均 330khz~
- 業務用平均 40~20khz
脂肪を溶かしやすい周波数は17kHz~40kHzと言われています。そのため家庭用キャビテーションは、圧倒的に痩せたい人や短期間で効果を出したい人にはおすすめできません。
業務用キャビテーション機器の効果とメリット
効果の実感が早い
脂肪を溶かすため、施術後からすぐボディラインがすっきりとしたと感じる人が多いのが特徴です。セルライトのように脂肪が固まった部分は、運動や食事制限を行っても、脂肪が温まらず効果が非常に出づらいです。しかし、凝り固まったセルライトも融解してくれるため、悩みに直接アプローチできるのが特徴です。
部分痩せに期待できる
特定の部位に働きかけるため、下っ腹や太もも、二の腕など、自力のダイエットでは効果が出にくい場所にも働きかけます。また血行促進にも効果的と言われており、むくみや冷え性の改善にも◎。
リバウンドしづらい
細胞に働きかけるため、リバウンドがあまりなく、効果が持続しやすいことが特徴です。
キャビテーションの効果をより上げるには
定期的に施術を行う
効果の実感が早いキャビテーションですが、持続的な効果を望むのであれば、一定期間続ける必要があります。エステサロンに通うのであれば、一般的には最低3カ月は続けることが推奨されています。
キャビテーションだけの施術は禁物
キャビテーションは、脂肪を溶解し体外へ排出しやすくしてくれます。しかし体内から脂肪を除去するものではありません。施術後には、マッサージや発汗などを行い、リンパや血液に流しましょう。
暴飲暴食に気を付ける
ただし、施術後は体脂肪が急激に減ったことにより、脳が体内へ脂肪を溜めようとします。当日の暴飲暴食には注意しましょう。
まとめ
近頃では、家庭用キャビテーションも多く登場し、身近になったキャビテーションですが、そのため、効果を感じられないという口コミが広がっているのも事実です。
エステティシャンが違いをきちんと理解し、カウンセリングを行うことで、よりお客様の満足度アップに繋がるはずです。
この記事の執筆者
業務用痩身機器比較サイト編集部
業務用痩身機器比較サイトは、元エステサロンオーナー、元美容機器メーカー営業をはじめとした美容のプロが業務用痩身機器を徹底比較して紹介するWebサイトです。エステサロンの運営に長年携わってきたノウハウを活かし、サロン経営に挑戦する方にとって役立つ集客の方法や売上を伸ばすコツ、痩身機器の選び方なども紹介してまいります。