コラム
リンパドレナージュの効果とは?エステサロンに取り入れるメリットを解説!
リンパドレナージュとは、リンパ液の流れを促進させる施術であり、様々な効果があります。エステサロンがリンパドレナージュを行うケースも増えており、注目を集めている施術です。
本記事では、リンパドレナージュの効果やエステサロンのメニューに取り入れるメリットを詳しく解説します。他のエステサロンの差別化として、リンパドレナージュはおすすめなので、集客に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
- リンパドレナージュとは?
- リンパドレナージュの効果
- リンパドレナージュの種類
- リンパドレナージュとリンパマッサージの違い
- リンパドレナージュの施術に必要な資格
- エステサロンにリンパドレナージュを取り入れるメリット
- リンパドレナージュは幅広い方に喜んでもらえる施術
リンパドレナージュとは?
リンパドレナージュとは、手で体のリンパ液の流れを促進させて、老廃物を排出させる施術です。ドレナージュはフランス語で「排出」や「流れ」を意味します。
1930年代にドイツで誕生した施術であり、当時からヨーロッパではリンパ浮腫の治療や、手術後のむくみを改善するための施術としてリンパドレナージュが使用されていました。
近年では日本のエステサロンでも多く取り入れられています。また、手術や怪我の後はリンパ液の流れが悪くなりやすいです。その対策として、医療現場でもリンパドレナージュは取り入れられています。
リンパドレナージュの効果
リンパドレナージュによってリンパの流れが改善されると、下記のような効果が期待できます。
それぞれの効果について詳しく解説します。
むくみの解消
むくみはデスクワークや運動不足、冷えなどが原因でリンパの流れが滞り、余分な水分や老廃物が体内に溜まることで起こります。リンパドレナージュによってリンパの流れが改善されれば、むくみや足のだるさなどが改善する可能性があります。
ダイエット効果
リンパドレナージュによって血行が良くなると、代謝が促進されて脂肪燃焼効果が高まるといわれています。体内に溜まった毒素を排出するデトックス効果もあるため、継続的に施術を受ければ、痩せやすく太りづらい体を目指せるでしょう。
また、リンパの流れが良くなることで老廃物の蓄積が減少し、セルライトの改善にも繋がる可能性があります。
免疫力の向上
リンパドレナージュには免疫力を向上させる効果もあります。リンパ液には免疫細胞が含まれており、スムーズに全身を巡るようになれば、免疫機能の強化が期待できます。
また、代謝が上がると基礎体温も上昇することが多いです。体温が1度上がると免疫力は5〜6倍になるといわれているため、体の不調に悩まされる心配は少なくなるでしょう。
リラックス効果
リンパドレナージュの施術は、人の手によって行われます。人の手による施術は「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンの分泌を促進し、心身のリラックスをもたらすと言われています。
セロトニンが分泌されると、ストレスが軽減され、自律神経の乱れが整うため、健康状態の改善に繋がる可能性が高いです。仕事や人間関係によるストレスを緩和できる施術として、リンパドレナージュは注目されています。
肩こり・頭痛の改善
リンパドレナージュによって、肩こりや頭痛、腰痛などの慢性的な不調が改善される場合もあります。また、女性の場合、生理痛が軽くなったり、冷え性が改善されたりするケースもあります。
リンパドレナージュの種類
リンパドレナージュには「美容用」と「医療用」の2種類が存在します。それぞれのリンパドレナージュの特徴について詳しく解説します。
美容用リンパドレナージュ
美容用リンパドレナージュは、日常生活の中で起こりやすいむくみや冷え、疲労の改善を目的としています。美容目的の施術では、アロマオイルや保湿効果のあるジェルを使用する場合も多く、リラクゼーション効果を高める工夫がされていることが多いです。
エステサロンで行われているのは、基本的に美容用リンパドレナージュです。詳しくは後述しますが、美容用リンパドレナージュにおいては、施術に特別な資格は必要ありません。
医療用リンパドレナージュ
医療用リンパドレナージュは、主にリンパ浮腫の治療を目的とした施術です。リンパ浮腫とは、がん治療などでリンパ節を切除したり、放射線治療を受けたりすることによって、リンパの流れが悪化して引き起こる症状です。
むくみが現れる部位は重く感じられ、動かしにくい、関節を曲げづらいといった問題が生じます。医療現場におけるリンパドレナージュは、リンパ浮腫の症状を和らげるために行われ、資格がないと施術ができません。
リンパドレナージュとリンパマッサージの違い
リンパに関する施術には、リンパドレナージュの他にリンパマッサージがあります。どちらも人の手で行う施術であるため、似ている点も多いですが、明確な違いがあります。
リンパドレナージュは優しいタッチで施術を行うのが特徴です。リンパ液の排出を促すため、施術者は手のひらや指先を使い、皮膚の表面をさするように優しく動かします。リラックス効果が高く、心地良さを感じやすいです。
一方で、リンパマッサージは筋肉に圧をかけながら、凝り固まった部分をほぐすことを目的としています。筋肉にしっかりと力をかけて施術を行うため、人によっては刺激が強いと感じる場合もあります。
どちらにもメリットはありますが、幅広い方に施術を受けてもらいやすいのはリンパドレナージュです。
リンパドレナージュの施術に必要な資格
リンパドレナージュは、医療行為でなければ施術に資格は必要ありません。しかし、リンパドレナージュに関する民間資格は複数存在しており、それらを取得すればより良い施術が可能になります。エステサロンの信頼感も増すため、集客にも繋がるでしょう。
リンパドレナージュに関する資格について、代表的なものを3つ紹介します。
オリエンタルリンパドレナージュセラピスト資格
インターナショナル美容鍼灸協会が認定する資格で、「フルボディケア」「小顔リフトアップ」「美脚リフトアップケア」の3種類の認定資格があります。
リンパドレナージュに東洋医学の考えを取り入れた知識が身につく民間資格で、通信講座を修了すると認定証が授与されます。
リンパケアセラピスト資格
一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)が認定する資格です。人間の身体やオイルに関する基礎知識、リンパケアの技術が学べ、美容関係や医療関係の仕事に役立ちます。
リンパリファインセラピスト
国際セラピスト支援振興協会(ITSA)およびグローバルボディケア総合学院が認定している資格で、同学院の通信講座を修了すると取得できます。リンパケアの技術やデトックス、骨格矯正の方法を学べます。
エステサロンにリンパドレナージュを取り入れるメリット
エステサロンのメニューにリンパドレナージュを取り入れるメリットは、主に2つあります。
それぞれ詳しく解説します。
特別な設備が必要ない
エステサロンのメニュー追加を考えている方で、機器の導入コストがハードルになっている方は多いのではないでしょうか。「脱毛」や「光フェイシャル」などは、機器を導入しないと施術ができないため、ある程度の初期費用がかかります。
しかし、リンパドレナージュは人の手による施術であるため、特別な設備が必要ありません。初期費用がほとんどかからず、メニューを追加できるのは大きなメリットといえるでしょう。
施術の需要が高まっている
現代社会において、仕事や人間関係のストレスは大きな問題となっています。リンパドレナージュはストレスの緩和が期待できるため、需要は高まっているといえるでしょう。
また、現代はリモートワークが普及に伴い、体を動かす機会が減りつつあります。体がむくみやすい状況であるため、むくみを改善できるリンパドレナージュは需要が高い施術です。
リンパドレナージュは幅広い方に喜んでもらえる施術
リンパドレナージュは、性別や年齢に関係なく喜んでもらいやすい施術です。専門的な資格も必要ないため、スキルさえ身につければ施術が可能です。
「エステサロンに新しい魅力を持たせたい」「他のエステサロンと差別化をしたい」と考えている方は、ぜひリンパドレナージュをメニューに取り入れてみてください。
この記事の執筆者
業務用痩身機器比較サイト編集部
業務用痩身機器比較サイトは、元エステサロンオーナー、元美容機器メーカー営業をはじめとした美容のプロが業務用痩身機器を徹底比較して紹介するWebサイトです。エステサロンの運営に長年携わってきたノウハウを活かし、サロン経営に挑戦する方にとって役立つ集客の方法や売上を伸ばすコツ、痩身機器の選び方なども紹介してまいります。