コラム
ハイフに副作用はある?対処法やアフターケアの方法も解説
リフトアップ施術の一つで、高密度の超音波によって肌を引き締める施術であるハイフ。肌のたるみや肌質、シワの改善など、メスを使わない施術でありながら多くの効果が期待できるとして人気を集めています。
そんなハイフ施術ですが、肌の赤みやむくみなど、副作用が生じる可能性もあります。この記事では、ハイフを検討している方に向け、副作用はあるのか、生じる可能性のある症状は何なのか、そして対処の仕方などについて詳しく紹介します。
ハイフの副作用とは?
ハイフの施術によって生じる副作用としては、主に以下の6つが挙げられます。
- 火照り・赤み
- 腫れ・むくみ
- 乾燥
- 紫外線に敏感になる
- 神経損傷
- やけど
火照り・赤み
ハイフは肌の奥に熱エネルギーを照射する施術です。そのため、肌の表面にも熱が当たり、火照りや赤みが出る場合があります。肌の弱い人は特にその赤みが強く出る場合もあるようです。
数日から数週間で治るといわれていますが、長く続く場合は病院などに相談しましょう。
腫れ・むくみ
熱によるダメージで腫れたりむくんだりする可能性があります。ほとんどの場合数日から数週間で改善します。こちらも火照りや赤みと同様に、長期間続く場合は医療機関に相談しましょう。
乾燥
施術後は肌の水分が一時的に失われた状態になるため、乾燥しやすくなります。
後ほど「アフターケアのやり方」で紹介しますが、よく泡立てた泡で洗顔する、保湿を入念に行うなどの対策を講じることで次第に改善していきます。
紫外線に敏感になる
上記した「乾燥しやすくなる」に関連しますが、ハイフの施術後は乾燥により肌のバリア機能が低下し、紫外線による刺激に敏感な状態になります。紫外線はさまざまな皮膚トラブルの原因になるため、施術後外出する際はしっかりと対策を講じるようにしましょう。
神経損傷
起こる頻度は「腫れ」や「赤み」などと比較すると低いですが、照射の際にパワーが強すぎたり、照射箇所を誤ったりすると、神経にダメージを与えてしまう可能性があります。
神経が損傷すると、一時的に痺れなどの症状が起きます。施術後に違和感を感じた場合はすぐに医療機関に相談しましょう。
やけど
こちらも神経損傷と同様に発症する頻度は低いですが、照射パワーが強すぎた場合、やけどや水ぶくれなどの症状が出る可能性があります。熱エネルギーが伝わりやすい骨に近い部分で多く生じる傾向にあるようです。
そのため、そのような部位は特に、実績のあるクリニックやサロンで施術を受けることをおすすめします。
ハイフの副作用を緩和するには?
赤みやむくみが出たら、おそらく多くの人が心配になってしまうと思います。万が一副作用が出てしまっても、焦らず対処することが大切です。冷静に対応するために、あらかじめ押さえておきたいポイントを紹介します。
- マッサージをしない
- 施術した部分を冷やす
- 激しい運動・長時間の入浴を避ける
マッサージをしない
施術部分がむくむと、ついそれを解消するために触ったり、マッサージをしたりしたくなるかもしれません。
しかし、マッサージなどで肌や筋肉を刺激してしまうと、強い負担がかかり余計に悪化する可能性があります。症状が治るまではマッサージなどの刺激を与える行為は控えましょう。
施術した部分を冷やす
腫れる、赤みが出る、などの症状の場合は、肌を保冷剤などで少し冷やすことで患部の熱を持った部分の熱が逃げ、症状が緩和されます。また、施術部位が痛むという場合も、冷やすことで代謝が下がり痛みが緩和されることがあります。
ただし、冷やしすぎると逆効果になる可能性があるため、適切な温度で、冷やしすぎないように注意しましょう。
激しい運動・長時間の入浴を避ける
ハイフをした当日やその後数日間は、激しい運動や長時間の入浴は避けましょう。血行が活発になりすぎると、赤みなどの副作用が出る可能性があるためです。
また、施術直後は老廃物が流れるようにするために水分をたくさん取りましょう。むくみやすくなるため、飲酒も極力控えてください。
ハイフの副作用を避けるためのポイント
ハイフの副作用をできるだけ避けるため、施術してもらうサロンやどのような機器を使うかを検討するのも一つの方法です。以下のようなポイントを押さえておくと良いでしょう。
- 事前に機器や施術について入念に調べる
- 実績のあるサロン・医療機関を探す
事前に機器や施術について入念に調べる
ハイフの機器と一言で言っても、複数のブランドから多数の種類が販売されており、一つ一つ長所や出力の強さなどが異なります。副作用をできるだけ避けたい、という人は出力調整が細かくできる機器や、安全性が高いとされているメーカーのものを選びましょう。
また、ハイフには医療ハイフとエステハイフがあり、医療ハイフは医療資格を持った人しか扱えないため、エステハイフよりも出力が強いものを扱えます。エステハイフの方が出力が弱い機器を使う場合が多いです。
強い照射による肌への刺激が怖い、という方は、エステハイフで用いるような出力が弱い機器が良いかもしれません。
実績のあるサロン・医療機関を探す
上記したように、機器により現れる副作用も異なる場合があるのに加え、施術する人物の技量も副作用に影響します。技量があまりないスタッフが行うと、出力が強すぎたり、患者の肌に合わせた施術が行われない、といった事態が想定されるためです。
一方で、実績があり、慣れているスタッフが行うときは、患者一人一人の肌や骨格の状態に合わせた施術をしてくれる場合が多いです。
そのため、副作用に不安を抱いている人は、口コミやサロンホームページの実績などを調べ、評価が高いサロンや多くの実績を持っているサロンに行くのがおすすめです。
ハイフの施術後のアフターケア
アフターケアをしっかり行うことで、副作用が出にくくなったり、症状を緩和させたりすることができます。おすすめのアフターケアを解説していきます。
- 保湿をする
- 紫外線対策をする
- 肌への刺激を避ける
- クールビタミントリートメント施術を受ける
保湿をする
ハイフによる刺激を受けた後の肌は普段よりも敏感な状態です。普段のスキンケアや保湿よりも丁寧に行わないと、肌荒れや紫外線によるダメージの原因になってしまいます。
施術後のスキンケアは保湿することで肌のバリア機能を補えるため、しっかりと肌のうるおいを保つようにしましょう。
紫外線対策をする
ハイフ後に外出する際は、紫外線によるダメージを防ぐため入念に紫外線対策をしましょう。紫外線は季節問わず降り注いでいるため、冬に施術した場合でも日焼け止めなどの対策が必要です。
また、日焼け止めによる刺激を減らすため、敏感肌用の日焼け止めの使用もおすすめです。紫外線が特に強い夏は、日傘を利用することもおすすめします。
肌への刺激を避ける
ハイフ後は、普段は肌荒れしないという人も、敏感肌に近い状態になっている可能性があります。そのため、洗顔料や化粧品は、低刺激のものを使うのがおすすめです。また、バランスの良い食事や十分な睡眠など、基本的な生活習慣も整えましょう。
クールビタミントリートメント施術を受ける
一部のエステサロンでは、ハイフ施術後の乱れた肌の状態を整えるために、「クールビタミントリートメント」と呼ばれる施術が行われています。これは、皮膚の深いところにビタミンAやビタミンCの美容成分を浸透させ、ハイフ施術の効果を高めるものです。
ハイフの効果をより高めたい方は調べてみてください。
副作用を理解し、信頼できるサロン・クリニックで施術を受けよう!
ハイフの技術にかかわらず、本人の肌質や体質により発生してしまう副作用もありますが、信頼できるクリニックや実績のあるサロンで施術してもらうことで、より安全に、自分も安心して施術を受けられます。
今回ご紹介した副作用や対処法を押さえておけば、痛みや赤みに伴うストレスを感じることなくリフトアップや肌質の改善を実現できるでしょう。
この記事の執筆者
業務用痩身機器比較サイト編集部
業務用痩身機器比較サイトは、元エステサロンオーナー、元美容機器メーカー営業をはじめとした美容のプロが業務用痩身機器を徹底比較して紹介するWebサイトです。エステサロンの運営に長年携わってきたノウハウを活かし、サロン経営に挑戦する方にとって役立つ集客の方法や売上を伸ばすコツ、痩身機器の選び方なども紹介してまいります。