エステを開業する上で必要となる資格とは？

「エステサロンを開業する上で必要となる資格は必要？」
「独立する上で必要となる資格があるのかを事前に知っておきたい！」

エステサロン開業を考えている方であれば、資格の必要性については事前に知っておきたいはず。

今回、エステサロン業界で独立する上で、必要となる資格についてまとめました。

独立志向の方は必見！
本格的に開業に向けて動く前に、是非、本記事を参考にしてください。

エステサロンの資格について

エステティシャンとしての国家資格やライセンスはありませんが、民間の資格はたくさんあります。

資格取得＝独立成功にはなりませんが、資格を保持している店舗とそうでない店舗であれば、顧客にとって前者が圧倒的に安心と信頼が持てますよね。

独立する上で必ず必要となる資格はありませんが、取得しておくと顧客からの信頼が生まれやすい資格について解説していきます。

日本エステティック協会の資格

認定エステティシャン

エステティシャンセンター試験に合格すること
認定校で300時間以上のコースまたは1,000時間以上のコースを修了している※

※実務経験が1年以上あればOK

会員登録をする上で、入会金の22,000円と年会費の18,000円が必要になります。
この資格を取得すると、エステティシャンとして高い技術や知識を習得していることを証明できます。

顧客の信頼を勝ち取るのに、持っておいて損がない資格と言えますね。

認定トータルエステティックアドバイザー

認定上級エステティシャン資格取得後、実務経験1年以上を有する者
認定上級エステティシャン資格を保持し、通算5年以上の実務経験を有する者

認定トータルエステティックアドバイザーは、エステティックサロンなどで指導的な役割を果たせる上級技術者に与えられる資格。
受験料：33,000円と、資格検定合格後には登録料として11,000円が必要となります。

フェイシャルトリートメント、ボディケア、カウンセリングなどエステサロンで行われる主な仕事に習熟しており、エステティックの広範囲な理論と技術への理解だけでなく、指導的な立場に立てるエキスパートとしての能力が認定されます。

実際に、エステサロンを開業している方は、認定トータルエステティックアドバイザーの資格を持っている人は多いとのこと。

独立を考えている現役エステティシャンは、開業前に資格取得に向けて勉強するのも良いかもしれませんね。

AEA認定エステティシャン

エステティックに関連する実務経験（フェイシャルまたはボディ）が1年以上ある方

30,000円の受験料で試験を受けることができます。
他の資格と比べてハードルも低いため、比較的、受験もしやすい資格と言えるでしょう。

また、AEA認定エステティシャンの資格試験に合格すれば、AEA上級認定・インターナショナルエステティシャンの受験資格が得られます。
独立を考えている方であれば、資格は顧客の信頼を勝ち取るためのものでしかないので、AEA認定エステティシャンの資格のみだけでもよいかもしれません。

エステサロン未経験から開業する場合は？

エステティシャンは専門知識が必要な技術職です。
現状、国家資格は設定されていませんが、未経験のまま施術を担当するのは難しいでしょう。

独立開業の前に、前職でのエステティシャンとしての経験がなければ、技術職のスタッフを雇用する必要があります。
既に資格を取得しているエステティシャンを雇用すれば、店舗として資格を保持していることになるので、資格取得に掛ける手間が省けますね。

未経験からの独立の場合、顧客への安心と信頼を訴求するためにも力あるエステティシャンを雇用することも検討しましょう。

開業届は必要

エステサロンは国家資格がないので、資格は取得してもしなくても良いものではありますが、開業届は税務署に提出する必要があります。

開業から1ヵ月以内に届けでなければならないため、忘れずに提出するようにしましょう。

開業届を入手するには

「開業届」の正式名称である「個人事業の開業・廃業等届出書」は、税務署または国税庁のホームページからダウンロード可能。
税務署での手続き時間をできるだけ短縮したい方は、国税庁のホームページからダウンロードし、プリントアウトして記入しておくとよいですね。

開業届を出す時の注意

届け出時には本人確認のための書類が必要です。
マイナンバーカードの登録が済んでいれば、カードを持参するだけで番号と身元の確認が可能に。
マイナンバーカード以外にも、マイナンバーが確認できる書類、もしくは通知カードを持参し、住民票のような身元確認書類と併せて準備しておきましょう。

まとめ

エステサロンを開業していく上で、必要となる資格はありません。

しかし、ほとんどの資格が実務経験が受験条件として定められているだけでなく、資格を1つ取得するのにも時間がかかります。
資格を取得してから独立はあまり考えなくてもよいかもしれません。

未経験の方であれば、既に資格を取得しているエステティシャンを雇用する方が賢明な選択かもしれませんね。
しかし、資格は持っていた方が、顧客の信頼を勝ち取る重要なツールにもなるので、資格を取得しておいて損はないでしょう。

エステサロン開業に向けて、是非、資格取得を目指してみては如何でしょうか。