フェイシャルに特化したエステサロンで行われる施術はハンドエステとマシンエステの2つに大別できます。マシンエステでの開業を見据え、業務用フェイシャル機器を導入する方の中には、どの機器を選べばいいのか分からないという方もいるでしょう。

昨今は様々な業務用フェイシャル機器が販売されているため、自店舗のサービスにマッチした製品を選択しなければいけません。

この記事では、業務用のフェイシャル機器を選ぶ際の基準を解説するとともに、おすすめの機器を5つご紹介します。

  1. 【フェイシャルエステ機器】業務用と家庭用の違いは?
  2. 業務用のフェイシャル機器を選ぶ基準とは
  3. おすすめの業務用フェイシャル機器3選
  4. 自店舗に合った機器を購入して売上アップを目指そう

【フェイシャルエステ機器】業務用と家庭用の違いは?

フェイシャルエステ機器は業務用と家庭用に分けられますが、顧客にサービスを提供する立場としては、そもそも業務用と家庭用の違いを把握しておかなければいけません。

自店舗が提供したいサービスに合った機器を購入するためにも、業務用と家庭用の違いをしっかりと把握しておきましょう。

  • 機器の大きさ
  • 出力

機器の大きさ

業務用と家庭用の機器の明確な違いとして、機器そのものの大きさが挙げられます。

家庭用の機器は必要以上にスペースを取らないように、極力小型な物が好まれます。いかに高性能な機器だとしても、自宅に置くには大きすぎるというサイズ感では購入をためらう方も多いでしょう。

対して、業務用のマシンは機能性を求められる傾向にあります。家庭に比べると設置するスペースにも余裕があることから、高性能を追求した結果として機器が大きくなるケースが多いです。

出力

同じエステ機器でも、業務用と家庭用では出力の大きさにかなり違いがあります。

家庭用のマシンは機器の操作に慣れていない初心者が利用することを想定しているため、安全性を重視して作られています。そのため、施術の効果が期待できる最低限の出力に設定されていることがほとんどです。

対して、業務用のマシンは機器の扱いに慣れたスタッフが扱うことを前提としていることに加え、家庭用の機器では解決できない悩みを抱えた顧客が来店します。お客様がしっかりと効果を実感できるよう、出力の高さが求められます。

業務用のフェイシャル機器を選ぶ基準とは

続いて、業務用のフェイシャル機器を選ぶ基準について解説していきます。

昨今では様々なフェイシャル機器が発売されており、店舗の特徴や提供しているサービス、顧客の属性によって適切な機器が異なります。機器を購入してから合わずに後悔してしまうというケースを防ぐためにも、購入する際は以下のような点に注意してください。

  • 使用の目的や必要な機能を決める
  • 自身が扱える範囲の性能を選ぶ
  • 購入費だけでなくランニングコストも想定する
  • 保証やサポートの手厚さを重視する

使用の目的や必要な機能を決める

まず大事なのが機器を購入してどのような施術をしたのか、そのためにどのような機能が必要なのかという点です。

一概にフェイシャル機器といっても、商品によって特徴や強み、弱みが異なるため、得られる効果の大きさや適した利用者が異なります。

機器を導入する際に目的や必要な機能からずれてしまうと、せっかく導入しても機器を活かしきれません。まず「どのような顧客に対して」「どのような施術をしたいのか」「そのためにはどのような機能が必要なのか」を明確にしておきましょう

自身が扱える範囲の性能を選ぶ

機能性が高いと幅広い顧客の悩みを解決したり、質の高い施術を提供したりできますが、高性能なあまり操作の難易度が高いマシンも少なくありません。どれだけ高性能な機器を購入しても、自身で扱えなければ元も子もなく、高い金額を払っても無駄になってしまいます。

機器に疎く操作に不安がある方は、タッチパネルで提供する施術を選択できるなど、操作性の高い機器を選びましょう

購入費だけでなくランニングコストも想定する

フェイシャル機器を購入する際はどうしても購入時の金額だけに目が行きがちですが、機器を導入してからはメンテナンス費やジェル代など、月々のランニングコストが発生します。

毎月の収入に対してランニングコストが高くかかってしまうと、経営に大きな負担がかかってしまうでしょう。エステ機器は精密であるため、定期的なメンテナンスや修理に費用がかかることが多いです。

機器を購入する際には初期費用だけでなく、将来的に維持やメンテナンス、修理などにどの程度の費用がかかりそうなのかを把握したうえで選びましょう

保証やサポートの手厚さを重視する

機器やメーカーによって保証内容やサポートの手厚さが異なります。

事前に保証内容を把握しないで購入した場合、高い費用を払ったはいいもののすぐに故障してしまい、再度高い費用を払わなければいけないという事態に繋がりかねません。

中には修理に数万円~数十万円ほどかかることも。故障の内容によっては修理費を払うよりも新しく購入した方が安く済んだり、そもそも買い換えなければならないケースもあるでしょう。

購入後に後悔しないためにも、事前に保証やサポートについて確認しておきましょう

おすすめの業務用フェイシャル機器3選

さまざまな業務用フェイシャル機器が発売されていてどの機種を選べば良いか分からないという方に向けて、今回はおすすめの機器を3つご紹介します。

ゼロスキン

施術現場の声を活かして開発されたフェイシャルマシンであり、1台で9つのフェイシャルコースを提供し、様々な悩みを解決できる優れものです。

バイオの力でクリアな肌を実現できるほか、肌のコンディションに合わせたエレクトロポレーション法、小顔に導くエレクトロリフティングなどの機能を搭載。肌質改善からフェイスラインの引き締めまで幅広く対応できます。

特に頬の垂れが気になったり、赤み・毛穴の汚れをスッキリさせたい方にはおすすめの商品です。

コンフォートデュアル

引用:https://esthekiki.com/slimming/comfort-dual/

「たった20分の奇跡!」をキャッチフレーズとしている商品です。ほうれい線や毛穴、二重あご、シワやシミ、たるみ、フェイスライン、乾燥肌などにアプローチでき、短時間で高い効果を発揮できます。

主な特徴は以下の通りです。

  • 肌色を選ばずに施術できる
  • 10インチ越えのタッチパネルで見やすく操作がしやすい
  • 痛みがなくほとんどダウンタイムがないため、施術後すぐに化粧できる
  • 高出力ラジオ波はレーザーや赤外線では届かない皮膚の奥まで効果を実感できる
  • 他の施術と並行して行える

「肌の奥底まで効果を得たい」「短い時間でも確かな効果を得たい」という方は、特にコンフォールデュアルがおすすめです。

iCARE

引用:https://esthekiki.com/facial/icare/

業界で初めてエステシャンの手のぬくもりや指の動きを再現した商品です。

ヘッドの先端がシルバーカーボンアース付きのシリコンになっており、ラジオ波で肌を温めながら吸引とプッシングが交互に行われます。これらによってエステシャンの指の感触やハンドテクニックを再現しています。

「機械の施術よりもエステシャンからの施術の方が効果を感じやすい」という方にはぜひおすすめしたい商品です。

利用者の悩みによって使用するヘッドを変えることで、「肌の柔軟性やハリ、やわらぎ」「肌の引き締め、整え、うるおい」「肌の仕上がりと化粧ノリの改善」など幅広く対応できます。

自店舗に合った機器を購入して売上アップを目指そう

今回はエステサロンにおすすめの業務用フェイシャル機器を紹介しました。様々な機器がある中で、店舗の特徴や提供している施術内容によって適したフェイシャル機器が異なります。

自店舗にはどのような機器が合っているのかを把握し、適した機器を導入することでサービスの質が上がり、売上向上にも繋がります。高額な商品を購入してから後悔しないためにも、事前にどのような機器が適しているのかを把握しておきましょう。