エステ基礎知識
新世代ピーリング「ララピール」は効果なし?期待できる効果と注意点
新世代のピーリング「ララピール」がSNSや美容サイトで話題になっていますが、今までのピーリングと何が違うのでしょうか?
この記事では、ララピールで期待できる効果と、従来のピーリングとの違いについて解説しています。
ララピールに向いている人の特徴や施術の注意点もまとめているので、あわせてご覧ください。
- 効果なし?ララピールとは
- 今までのピーリングとの違い
- ララピールで期待できる効果
- 【ララピール】一度の施術では効果がない?
- ララピールに向いている人
- ララピール施術の流れ
- ララピールは他の施術と併用可
- ララピールの注意点
- ララピールは定期的な施術で肌質の改善が期待できる
効果なし?ララピールとは
韓国発の新しいピーリング技術「ララピール」は、肌に負担をかけないピーリングとして注目されています。
ララピールには、主に以下の成分が使用されており、肌への刺激が少ない角質除去施術が受けられるのが利点です。
- LHA(カプリロイルサリチル酸):基底層まで浸透し、角質が自然に剥がれるのと同じ過程で角質を除去する。肌の再生を促し正常化させるとともに、バリア機能を守る効果も期待できる。
- P-Sol™:深く浸透することで線維細胞の活性化を促し、エラスチンやコラーゲンの生成を促進する。
- Lipids(リン脂質成分):角質層に似た成分で、傷ついた肌が回復するまで肌を保護する。
韓国ではもちろん、日本国内でも美容皮膚科やエステサロンで施術が受けられ、一度の施術でも効果を感じられるという意見が多く見受けられます。
今までのピーリングとの違い
従来のピーリングが「肌を剥く(Peeling)」のに対し、ララピールは「肌を満たす(Filling)」がコンセプトになっており、肌を育てるピーリングといわれています。
不要な角質を溶かして有効成分を浸透させるため、今までのピーリングのように刺激が強くないのが特徴です。
ピーリングとは異なり、痛みや肌のダメージがほとんどないため、ダウンタイムも必要ありません。
無理なく肌のコンディションを整えられるため、大事なイベントの前や、肌が敏感になる季節の変わり目でも安心して施術を受けることが可能です。
ララピールで期待できる効果
ララピールは、不要な角質を溶かすことで化粧水や美容液の浸透力を上げ、弾力のある肌質への改善が期待できます。
角質を剥がすピーリングとは違い、肌のターンオーバーを乱すことなく角質の除去ができるため、スムーズな肌の再生を助けます。
ダウンタイムが不要なため組み合わせられる施術が多くあり、効果的に美肌施術が受けられる点もメリットです。
また、メラニンや炎症に作用する効果もあるため、色素沈着やニキビ跡、ニキビ肌の改善が期待できるのも嬉しいポイントです。
従来のピーリングで肌が薄くなってしまっている人でも受けられるケースがあるので、サロンやクリニックに相談してみるとよいでしょう。
【ララピール】一度の施術では効果がない?
ララピールは、「透明感がアップした」「潤いが増した」など、一度の施術でも効果を感じるという声が多く聞かれます。刺激がほぼないため、肌のダメージを感じることが少なく、より効果に注目しやすいのかもしれません。
肌を育てることを目的とした施術のため、定期的に受けることで、さらに効果が実感できるようになるでしょう。
ララピールは、週1回からの施術が可能ですが、ほとんどのサロンでは2〜3週間に1回の頻度を推奨しています。
また、肌の状態が良くなるにしたがって、月1回程度の頻度になるケースが多く見受けられます。
ララピールに向いている人
ララピールは、従来のピーリングのように皮膚を剥離させる効果がないため、次のような人に向いている施術です。
- 敏感肌でピーリングを避けていた
- ダウンタイムを短くしたい
- 肌質を改善したい
敏感肌のためにピーリングを避けていたという人は、刺激の少ないララピールを試してみるとよいでしょう。
ララピールは、古い角質を溶かして美容成分の浸透を助けるため、肌にダメージを与えることなく、ターンオーバーを正常化するとされています。
痛みを感じることがほぼないので、ダウンタイムがなく、翌日にイベントを控えているような場合でも施術が受けられます。
赤みやかゆみが発生するケースもゼロではありませんが、継続することで肌質の改善が期待できるため、肌の悩みを根本的に解決したい人にも向いているでしょう。
ララピール施術の流れ
ララピール施術は、エステサロンや美容皮膚科で受けることが可能で、以下の流れで行われるのが一般的です。
- カウンセリング
- クレンジング
- 2種類の薬剤(ベーシック、ウルトラ)を順番に塗布
- 時間を置いて薬剤を拭き取りスキンケア
最初のカウンセリングでは、肌の状態や悩みについて正直に答えることが大切です。とくに直近で美容施術を受けている場合は、トラブル防止のためにも必ず伝えましょう。
洗顔やクレンジングで肌を清潔にしたあと、2種類の薬剤をブラシで順番に塗布して時間をおいて拭き取り、スキンケアを行って終了です。
カウンセリングと施術をあわせて1時間から1時間半程度が目安で、ほかの施術と組み合わせる場合には、その分の時間も必要になります。
ララピールは他の施術と併用可
ララピールは、施術によって有効成分の浸透力を高め、肌の状態を改善するため、他の施術と組み合わせることでより美肌効果が期待できます。
刺激と肌のダメージがほぼないため、以下のような施術と組み合わせられるのが特徴です。
- ダーマペン
- ポテンツァ
- イオン導入
- ポレーション など
ただし、肌の状態や受ける順番、サロンまたはクリニックの方針によっては併用できない施術もあるので注意が必要です。
さまざまな店舗で複数の施術を受けている場合は、必ずララピールを受ける前に直近の施術時期や内容を伝えておきましょう。
ほかの施術を組み合わせることでダウンタイムが必要になるケースもあるため、施術後のダメージを把握したうえで受けるのがおすすめです。
ララピールの注意点
ララピールは、今までのピーリングと異なり、肌への刺激が少なくダメージを受けにくい施術ですが、場合によっては肌トラブルにつながるので注意してください。
施術の前後に肌に刺激を与える行為を避けるほか、体調によっては施術を受けないことも大切です。
施術の前後に日焼けしない
刺激が少ないララピールでも、施術によって少なからず肌は敏感になるため、紫外線のダメージを受けないよう注意する必要があります。
保湿とともに必ずUVケアを行いますが、このとき、なるべくアルコールが含まれていない製品を使うなど、肌への刺激をできるだけ減らす工夫をしましょう。
基本的にダウンタイムは必要ありませんが、日焼けの刺激によって赤みや軽い痛みが発生することがあるので注意してください。
肌に湿疹や傷がある場合は避ける
ララピールは、多少の肌荒れやニキビであれば施術が受けられるケースが多いものの、湿疹が広範囲にできている、ニキビが炎症を起こしているといった場合には断られることもあります。
また、顔そりを行った直後は肌が傷ついている可能性があり、そのまま施術を受けると肌にダメージを与えかねません。
ララピールの施術が肌に優しいとはいえ、炎症や傷がある場合には避ける方がよいでしょう。
妊娠・生理中、服薬中は担当医に相談する
妊娠中や生理中は、ホルモンバランスの影響で肌質が変化することがあります。
肌が敏感になっているケースがあるため、医師に相談したうえで施術を検討するのがよいでしょう。
また、病気療養のために服薬している人も、副作用などのトラブルを防ぐため、必ず担当医に指示を仰いでください。
ララピールは肌への刺激がほぼない施術ですが、体調次第では肌トラブルにつながることもあるため、無理をせずに検討することが大切です。
ララピールは定期的な施術で肌質の改善が期待できる
ララピールは、今までのピーリングとは違い、肌にダメージを与えることなく角質の除去が行えます。
さまざまな施術と併用することが可能なため、効果的に肌の状態を整えることができるでしょう。
ララピールは、無理なく肌のターンオーバーを整えられるので、定期的に受けることで肌質の改善が期待できます。
この記事の執筆者
業務用痩身機器比較サイト編集部
業務用痩身機器比較サイトは、元エステサロンオーナー、元美容機器メーカー営業をはじめとした美容のプロが業務用痩身機器を徹底比較して紹介するWebサイトです。エステサロンの運営に長年携わってきたノウハウを活かし、サロン経営に挑戦する方にとって役立つ集客の方法や売上を伸ばすコツ、痩身機器の選び方なども紹介してまいります。