コラム
インディバとキャビテーションの違いとは?ダイエット効果を上げる方法
「インディバ」と「キャビテーション」は、エステサロンでよく聞くワードですが、その違いを知っている人は少ないのではないでしょうか。どちらも身体を温めることができ、代謝を上げる効果が期待できますが、その機能や仕組みは大きく異なります。
この記事では、インディバとキャビテーションの違いについて詳しく解説しています。痩身効果を高める方法と注意点もまとめているので、合わせてご覧ください。
インディバとキャビテーションの違い
エステサロンでよく見る「インディバ」と「キャビテーション」ですが、この2つには下表のような違いがあります。
インディバ | キャビテーション | |
---|---|---|
機能 | ラジオ波(無線周波数) | 超音波 |
仕組み | ラジオ波でジュール熱を発生させ、身体を温める | 超音波で振動を起こし、発生した泡で脂肪細胞を破壊する |
効果 | ・血行促進 ・体質改善 ・内蔵機能を整える |
・脂肪の分解 ・血流改善 ・代謝アップ |
このように機能や特徴が異なるため、得たい効果に合わせてマシンやプランを選ぶ必要があります。以下、それぞれの特徴を解説するので、確認しておきましょう。
インディバ
インディバは、ラジオ波を使って体を温める痩身マシンで、スペインにあるインディバ社が開発した「高周波温熱機器」の商品名です。用いられる周波数はマシンによって異なりますが、インディバでは特許の0.448MHz(高周波中波領域)を用いて施術します。
やさしい出力で体内に熱を発生させて、全身を深部まで温められるほか、血行が良くなることで内臓機能の改善や生理痛の緩和といった効果も期待できます。
また、コラーゲンの生成も促すため、フェイスリフトにも効果的とされています。継続して施術することで体質が改善されるため、痩せやすい体づくりに適していますが、すぐに痩身効果を感じられる施術ではありません。
キャビテーション
キャビテーションは、超音波を発生させる機能を総称したもので、細かい振動を起こして脂肪細胞やセルライトにアプローチする仕組みです。
破壊された脂肪が血液やリンパによって体外に排出されるため痩身効果があるほか、血流がスムーズになることで冷え性やむくみの改善につながるとされています。
しかし、キャビテーションで破壊した脂肪が排出されるよう、合わせてリンパマッサージなどを行うことが必要です。
全身を温めるインディバに対して、キャビテーションはピンポイントで気になる部分に施術できるため部分痩せに向いており、効果を実感しやすいという特徴があります。なお、キャビテーションは威力が強いため、デリケートな顔には施術できないので注意してください。
インディバとキャビテーションはどっちが痩せる?
前述のとおり、インディバとキャビテーションはまったく違う施術のため、どちらの方がより痩身効果がある、と判断できるものではありません。痩身エステに通う目的や、ダイエットしたい部位、悩みなどに応じて受ける施術を決めるとよいでしょう。
「部分痩せしたい」「短期間で効果を実感したい」という人にはキャビテーション、「全身やせしたい」「体質改善したい」という人にはインディバが向いています。より痩身効果を上げるためには、一つの施術にこだわらず、施術を併用することがおすすめです。
ダイエット効果を上げる方法
ダイエット効果を高めるためには、一種類のマシンやエステの施術だけにこだわらず、さまざまなアクションを組み合わせることが大切です。
施術の併用
エステの施術はそれぞれ機能や効果が異なるため、1つの施術にこだわらず併用することがおすすめです。たとえば、キャビテーションで脂肪を破壊したあとに、インディバで身体を温めて老廃物が流れやすくする、などの工夫が大切です。
このほか、吸引やハンドマッサージを組み合わせるなど、サロンと相談しながら自分に合ったプランを作ってもらい、ダイエット効果を高めましょう。
代謝を上げる
いくら脂肪を溶かしても、放っておくとまた蓄積されてしまいます。代謝が良ければ、脂肪をエネルギーに変えやすくなるため、基礎代謝を高める体づくりが大切になります。
また、代謝が下がって身体が冷えると脂肪がつきやすくなってしまうため、定期的に温熱施術や入浴などで身体を温めるよう心がけましょう。基礎代謝はさまざまな方法で上げられるので、温熱機器の活用も含めて検討してください。
食事の改善
インディバやキャビテーションの施術を受けても、糖分や脂肪分の多い食生活を改善しなければ大きなダイエット効果は見込めません。
エステの施術とともに食事に気を配ることが大切ですが、ただカロリーを抑えるのではなく、たんぱく質や発酵食品を積極的に取り入れることで代謝アップが期待できます。しっかり水分を摂り、食物繊維の多い食事をすれば腸内環境が整い、より痩身効果が高まるでしょう。
運動を取り入れる
加齢とともに筋肉量が減少することで、代謝は下がっていきます。代謝が低くなると脂肪をエネルギーに変えられなくなるため、普段の生活に運動を取り入れて筋肉量を維持しましょう。
ただし、激しい運動で汗をかいてしまうと、熱を放出してしまいインディバの効果が減ってしまうので注意が必要です。インディバやキャビテーションの施術後数日は、ゆっくり時間をかけて行う有酸素運動や軽い筋トレなどがおすすめです。
【痩身エステ】施術の注意点
インディバやキャビテーションを使用する痩身エステの施術には、以下のような注意点があるので確認しておきましょう。
生理中は避ける
生理中は肌が敏感になったり、体調を崩しやすくなったりと、さまざまな身体のトラブルが起きやすい時期です。ホルモンの影響で痩せにくくなるほか、腹部や腰にマッサージで圧をかけることで、生理痛を悪化させてしまうこともあります。
インディバのように身体を深部から温めるような施術は、生理痛の緩和効果もあるため、生理中のインディバ施術を勧めているサロンもあるようですが、肌の調子や体調がよくない場合は避けるのが無難でしょう。
施術の間隔を開けすぎない
施術の間隔が開きすぎると、脂肪が再生したり施術前のように固まってしまったりするため、間隔を開けすぎないことが大切です。痩身効果や体質改善の効果を早く実感したいのであれば、インディバやキャビテーションを週に1~2回のペースで受けるのがおすすめです。
結婚式や撮影前など、タイムリミットがある場合は、サロンと相談しながら集中的に受けるのもよいでしょう。
施術前後の食事に注意
インディバもキャビテーションも、施術前後の食事に気をつける必要があります。食べ物を消化するために血流が胃に集中してしまうと、老廃物を流すための血液の流れが鈍くなってしまいます。
施術前はなるべく消化の良い食べ物を選び、サロンに行く2時間ほど前には食事を済ませておきましょう。
施術のあとは、代謝が上がって脂肪が燃焼されやすくなっているため、身体が減った分のカロリーを取り込もうとします。カロリーの高いものを食べると、いつも以上に吸収されてしまうので、摂取カロリーや脂質、糖質に気をつけてください。
インディバとキャビテーションは目的に合わせて選択
インディバとキャビテーションは、まったく異なる施術で、それぞれに得られる効果も違います。長期的に体質改善を行う場合にはインディバを、短期間で効果を実感したいならキャビテーションをというように、目的に合わせて選択してください。
ダイエットの効果を高めるためには、これらの機器を組み合わせて使用し、同時に食事制限や運動を取り入れるのがおすすめです。なお、生理中には施術が受けられない可能性があるため、予約が生理とかぶる場合はサロンに相談してみましょう。
この記事の執筆者
業務用痩身機器比較サイト編集部
業務用痩身機器比較サイトは、元エステサロンオーナー、元美容機器メーカー営業をはじめとした美容のプロが業務用痩身機器を徹底比較して紹介するWebサイトです。エステサロンの運営に長年携わってきたノウハウを活かし、サロン経営に挑戦する方にとって役立つ集客の方法や売上を伸ばすコツ、痩身機器の選び方なども紹介してまいります。