エステサロン経営ノウハウ
エステサロンの内装のポイントと工事費用相場まとめ
エステサロンは内装が重要!
エステサロンの運営においては、施術の技術やサービスに加えて、お客様に癒しを与えられる空間も大切です。人気のサロンは、内装までこだわって非日常を感じられる空間づくりを意識しています。
では、そんなお客様の満足度を上げられる魅力的な内装はどのように作るのでしょうか。今回は、エステサロンの内装のポイントや工事費用の相場について解説します!
エステサロンの内装のポイント
エステサロンの内装を作る上で意識するべきポイントは以下の通りです!
- 清潔感が最も大切
- 非日常を感じさせる
- リラックスできる空間にする
- プライベートを確保する
- コンセプトと一致させる
清潔感が最も大切
清潔感はどんなお店でも大切なことですが、エステサロンの場合はお客様は「綺麗になる」ために来店するため、美への意識は特に高いです。
例えどんなに良い機材を使用していても、サービスが良くても、清潔感が無いと判断されてしまうと意味がありません。契約やリピートに繋がらないばかりか、悪い評判が広がり客足が遠のいてしまうことになりかねません。
清潔感を維持するためには日常のこまめな清掃を怠らないことが第一ですが、内装の段階でもポイントがあります。「汚れが目立ちにくい内装」にすることで、時間が経ってもずっと清潔な状態を維持しやすいです。
床や壁を黒やダークグレー、ダークブラウンなどの濃いめの色にすることで汚れが目立ちにくくなります。さらに、模様を入れることによっても汚れを目立ちにくくすることができるので、上手に活用すると良いでしょう。
非日常を感じさせる
エステサロンに通うお客様の目的は、単に美容や健康のためだけではありません。
決して安価とは言えない金額を支払ってエステサロンに通うのは、付帯する満足感や充実感を味わうためでもあります。そういったお客様に満足していただくためには、「非日常感」を感じさせる内装が重要です。
内装の全てに高級なものを使用する必要はありませんが、「高級に見える」物を使う必要があります。飲食店などでも、食事の味だけでなく空間や雰囲気が満足度を左右することがありますが、それと同じです。
普段とは違った雰囲気を感じられる空間も含めてエステサロンのサービスであると覚えておきましょう。
リラックスできる空間にする
エステサロン自体に安心感や、落ち着く感覚を持っていただくことは、お客様が「また来たい」と思うための必須条件です。前述の「非日常感」とのバランスが難しいですが、成功するサロンの多くは、非日常感がありながらもリラックスできる絶妙な空間づくりをしています。
色などはそれぞれ様々な作用を持つため、一概にこうするべき、と言うことは難しいですが、特に違いが分かりやすいのは照明です。照明には大きく分けて「直接照明」と「間接照明」があります。
一般的な蛍光灯のように部屋全体を照らすものが直接照明で、スタンドライトやペンダントライトのように壁や天井に光を当てて間接的に部屋を照らすものが間接照明です。間接照明の方が光が直接目に入りにくいため、疲れにくくリラックスできる空間づくりに適していると言えるでしょう。
プライベートを確保する
体型や体質の悩みはセンシティブなものも多く、エステサロンで施術を受けること自体をあまり知られたくないというお客様もいます。施術中はもちろん、待機中やカウンセリングの際なども、なるべく他のお客様の存在を感じさせない空間づくりが大切です。
誰かに見られているのではないかという不安がある状態だと、前述の非日常感やリラックス感なども損なわれてしまい、顧客満足度が下がってしまいます。
また、エステサロンで提供するメニューの多くは、お客様の悩みや希望を適切にカウンセリングすることが大切なものがほとんどです。そのため、お客様がスタッフに安心して話せる環境を作ることは、質の高いサービスを提供するためにも欠かせません。
コンセプトと一致させる
それぞれのエステサロンのターゲットに合わせてコンセプトがありますが、内装とお店のコンセプトが一致している必要があります。
入口から受付、待合室やお手洗いなど、全ての場所で内装に一貫性を持たせることが大切です。お客様がお店に入ったその瞬間から、お店を出るまで、エステサロンが作る世界観に浸れるような空間を意識しましょう。
コンセプトにそぐわないインテリアを置いたり、事務用品や清掃用具が見えてしまったりしていると、雰囲気が台無しになってしまいます。コンセプトに忠実な一貫性のある店舗を意識しましょう。
エステサロン内装工事費用の相場
では、エステサロンの開業する際の内装工事の費用の相場はどれくらいなのでしょうか。
エステサロンの内装工事にかかる費用の相場は、最低限の内装でも坪単価10万円台、高級感のあるデザインやこだわり抜いた内装にするとなると、坪単価30〜40万円台となります。エステサロンの平均的な広さは38坪程度であるため、最低でも400万円程度、高い場合だと1500万円以上かかることもあります。
このように内装工事には多額の費用がかかりますが、壁紙だけを変えたり、最低限の備品を揃えたりするだけの場合はさらに安くすることも可能です。エステサロンの開業にあたっては、内装工事以外にも多くの費用がかかるため、予算に合わせてじっくり検討する必要があります。
エステサロン開業の費用を抑えるコツ
エステサロンの内装工事には多くの費用がかかることが分かりましたが、以下のようなコツを抑えて開業の費用を節約することが可能です。
- レンタル品を活用する
- 費用をかけるところを選ぶ
- 複数の業者に見積もりを出してもらう
- 小さい店舗にする
レンタル品を活用する
開業時にかかる費用として内装工事に次ぐ代表的なものとして、備品の購入があります。
内装を整えるためのインテリアやテーブル、イスなどもありますが、特に高額なのが施術機器です。数百万単位の費用がかかることが珍しくなく、少しでも支出を抑えたい開業時には大きな出費です。
施術機器をはじめとするエステサロンで必要な備品はレンタルできる場合もあるので、レンタル品を上手に活用することで、初期費用を抑えることができます。
費用をかけるところを選ぶ
エステサロンの内装は、こだわろうとすればどこまででもできてしまいますが、その分費用もかさんでいきます。最も大切なのはお客様の目につく場所であり、それ以外の部分については予算に合わせてある程度妥協することも必要です。
インテリアなども全て高級品で揃えると予算を圧迫してしまうので、見た目を重視しつつもリーズナブルな価格設定の製品を選ぶことがポイントです。
複数の業者に見積もりを出してもらう
内装工事を業者に依頼する場合は、複数の業者に見積もりの依頼をすると良いでしょう。複数の業者から見積もりを出してもらうことで、適切な相場が分かりやすく、選択肢が広がります。
また、それでも予算と合わない場合は、業者に減額案を出してもらうこともおすすめです。少しデザインが変わる場合があるものの、機能性が大幅に落ちることはない別の案を出してもらえる可能性があるため、最初の見積もりで納得できない場合は積極的に聞いてみると良いでしょう。
小さな店舗にする
当然ですが、店舗が大きくなればなるほど、内装工事にかかる費用は高くなります。家賃や光熱費などの維持費も比例して高くなるため、小さな店舗にすることで、そういった費用を抑えることができます。
また、店舗の小ささを活用して上手にコンセプトづくりができれば、人気が出て成功する可能性もあります。
まとめ
いかがでしたか?今回はエステサロンの内装を考える上でのポイントや費用の相場、費用を抑えるコツなどをご紹介しました!
エステサロンのおいての内装の大切さや重要なポイントをご理解いただけたのではないでしょうか。節約のコツも賢く活用して理想のエステサロン開業を成功させましょう!
この記事の執筆者
業務用痩身機器比較サイト編集部
業務用痩身機器比較サイトは、元エステサロンオーナー、元美容機器メーカー営業をはじめとした美容のプロが業務用痩身機器を徹底比較して紹介するWebサイトです。エステサロンの運営に長年携わってきたノウハウを活かし、サロン経営に挑戦する方にとって役立つ集客の方法や売上を伸ばすコツ、痩身機器の選び方なども紹介してまいります。