「EMSが気になっているけど痛いって本当?」
「EMSって痛いらしいけど大丈夫かな?」

このような不安を抱いている方も多いのではないでしょうか。EMSの施術を受けた結果、痛みを感じたという声も多くあるため、施術を受けるべきか迷っている方もいるでしょう。

しかし、実際にはEMSで痛みを感じることはほとんどありません。本記事では、EMSの痛みについて詳しく解説します。

  1. EMSが痛い理由
  2. EMSで痛みを感じやすい人の特徴
  3. 低周波のEMSの方が痛みを感じやすい
  4. EMSが痛いのは効いている証拠?
  5. EMS以外に痩せられるおすすめの施術はある?
  6. EMSは痛みを感じる場合もある

EMSが痛い理由


EMSはなぜ痛いと感じてしまうのでしょうか。その理由は、EMSの仕組みにあります。

EMSは筋肉に電流を流して、強制的に筋肉運動を行う施術です。短時間で運動に似た効果が得られたり、動かしづらい表情筋にアプローチできたりする点が魅力です。

しかし、体に電気を流して施術を行うため、静電気のようなピリッとした刺激を感じる場合があります。この刺激がEMSの施術中に感じる痛みの正体です。

もちろん、EMSで使用している電流は、人体に流しても問題ない程度のものです。そのため、痛みを感じることはほとんどありません。しかし、人によって感じ方は異なるため、ストレスになってしまう方もいるでしょう。

EMSで痛みを感じやすい人の特徴

自分が痛みを感じやすいか気になっている方もいるでしょう。EMSで痛みを感じやすい人には以下のような特徴があります。

  • 皮膚の水分量が少ない
  • 脂肪が多い
  • 運動習慣がない

もちろん、これらに該当する方であっても、激しい痛みを感じることはありません。ピリッとした刺激を感じやすくなる程度です。しかし、不安という方は、なるべく対策を行ったうえで施術を行うようにしましょう。

皮膚の水分量が少ない

肌の水分量が多い場合は、電気がスムーズに体内へと流れていきます。しかし、水分量が少ないと、皮膚の抵抗によって電気が流れていきません。電気を流すためには、電流値を上げる必要があります。

結果として、通常よりも高い電流値での施術が必要になるため、痛みを感じやすくなります。しかし、通常より電流値を上げたとしても、健康面では問題ありません。乾燥肌で皮膚の水分量が少なかったとしても、問題なくEMSの施術を受けることは可能です。

それでも不安という方は、日頃から摂取する水分量に気をつけるようにしましょう。施術を受ける前日には、念入りに肌の保湿ケアを行うことも大切です。

脂肪が多い

脂肪も電気を通す際に、邪魔になってしまいます。先ほどと同じく、スムーズに電気が流れなくなるため、電流値を上げて施術を行わなければいけません。結果として、施術中に痛みを感じる可能性が高くなるので注意しましょう。

脂肪を柔らかくできれば電気を通しやすくなるため、痛みが発生するリスクは減らせます。キャビテーションやハンドマッサージを受けた後に、EMSを行う場合は脂肪がほぐれているため、痛みを感じづらいでしょう。

運動習慣がない

運動習慣がないという方は、EMSによる刺激を感じやすいです。運動習慣がないと運動神経が刺激されないため、働きが鈍くなっていきます。その状態でEMSの電気刺激を人工的に与えると、運動神経が急激に刺激されるため、痛みを感じてしまいます。

EMSの施術を受ける前に、軽く運動をして体や筋肉をほぐしておけば、痛みのリスクを減らすことができるでしょう。ラジオ波や赤外線ドームなどの施術を利用して体をほぐすのも効果的です。

低周波のEMSの方が痛みを感じやすい

「電流値が高いEMSの方が痛みを感じるなら、家庭用EMSの方が出力が低くて安全なのでは?」

このように感じる方もいるかもしれません。しかし、家庭用のEMSの方が、一般的には痛みを感じやすいことが多いです。

その理由は周波数の違いにあります。エステサロンで導入されている機器の周波数は高く、体の奥深くまでアプローチができます。一方で、家庭用EMSの周波数は低いため、皮膚近くの筋肉にしか電気を届けられません。

先ほども述べたように、皮膚は電流を妨げます。皮膚近くの筋肉にアプローチしようとすると、皮膚の影響が大きくなってしまい、電気が分散しやすくなります。結果として、痛みを感じやすくなるため、出力が低い家庭用EMSの方が痛みが少ないということはありません。

むしろ、エステサロンでEMSの施術を受けた方が、ほとんど痛みが発生しないためおすすめといえるでしょう。

EMSが痛いのは効いている証拠?

EMSの施術による痛みと効果に関係はありません。しかし、EMSは高出力で長時間筋肉を動かした方が高い効果を得やすいです。

出力や施術時間が長くなれば、必然と痛みが発生する可能性も高くなります。痛みと効果に関係はありませんが、高い効果を得ようとすると痛みが発生するリスクが上がることは理解しておきましょう。

EMSの施術を受けたとしても、痛みを感じることはほとんどありません。しかし、効果がないというわけではないため安心してください。

EMS以外に痩せられるおすすめの施術はある?

EMSの痛みはほとんどありません。しかし、施術を受けるのが不安という方もいるでしょう。

エステで痩身効果が得られる施術はEMSだけではありません。他の施術でも痩身効果を得ることは可能です。

  • ハンドマッサージ
  • キャビテーション
  • ラジオ波

それぞれの施術の特徴について詳しく解説します。

ハンドマッサージ

ハンドマッサージでは、リンパの働きを促進することができます。リンパには老廃物の排泄機能があるため、ハンドマッサージを行うと不要な老廃物の排出を促進することが可能です。

体内に老廃物が蓄積されると血管やリンパ管を圧迫してしまい、腸内環境の乱れや代謝の低下が起こるため、痩せづらくなってしまいます。ハンドマッサージによって老廃物を排出できれば、痩せやすい体を作ることができるでしょう。

キャビテーション

キャビテーションとは超音波を使って、体の中の脂肪細胞を壊すという施術です。脂肪細胞そのものを減少させることが可能なため、リバウンドのリスクが低いというメリットがあります。

施術した場所のみ効果が得られるため、部分痩せがしやすいのもポイントです。太ももやふくらはぎなどは、運動で部分的に痩せるのが難しいです。それらの箇所に効果が期待できるのはキャビテーションならではのメリットといえるでしょう。

ラジオ波

ラジオ波とは高周波の電磁波を使って摩擦熱を起こし、体を温める施術です。EMSと少し似ていますが、電気を使っているわけではないため、痛みが発生する心配はありません。

体が深部から温まると、血行が促進されます。その結果、ハンドマッサージと同様に老廃物を体内から排出できるため、すっきりとしたボディラインを作ることが可能です。

他にもラジオ波には、美しい肌を作るという効果もあります。ダイエット効果だけではなく、見た目が美しくなりたいと考えている方には、非常におすすめの施術といえるでしょう。

これらの施術はEMSと同時に行うことも可能です。EMSの代わりとなる施術ではありますが、EMSにしかないメリットもあります。そのため、エステティシャンと相談しつつ、悩みに合わせてどの施術を受けるべきか考えてみましょう。

EMSは痛みを感じる場合もある

EMSによる痛みはほとんどありません。そのため、EMSの施術を受けるべきか迷っている方は、一度体験してみることをおすすめします。

多少の刺激は感じるかもしれませんが、ほとんどの場合はすぐに慣れるため、大きな問題にはなりません。EMSには様々なメリットがあり、特に運動習慣がないという方にはおすすめです。

ぜひ、EMSの施術を受けてみてください。