「痩せるためにセルライトを落としたい」

このように考えている方は多いのではないでしょうか。セルライトは脂肪細胞に老廃物が蓄積してできたものであり、運動や食事制限などでは落としづらいです。そのため、エステの利用を検討している方もいるでしょう。

エステメニューの中で、ダイエット効果が高いのがEMSです。しかし、セルライトの除去を目的としてEMSの施術を受ける際には、知っておかなければいけないポイントがあります。本記事では、EMSのセルライトに対しての効果について解説します。

  1. EMSでセルライトは落とせる?
  2. EMSで落とせるセルライトもある!
  3. セルライトを落としたい方におすすめの施術は?
  4. セルライト解消に繋がる生活習慣とは?
  5. EMSは間接的にセルライトに効果がある

EMSでセルライトは落とせる?


EMSは電気刺激によって筋肉を動かすのが主な効果です。筋肉が動くことで、筋トレに近い効果を手軽に得られるという点が魅力です。動かなくても筋肉を動かせることから、病院でのリハビリに活用されているケースもあります。

このように幅広いシチュエーションで活用されているEMSですが、アプローチできるのは筋肉のみという特徴があります。つまり、セルライトや皮下脂肪に対して直接働きかけて落とすことはできないため注意しましょう。

EMSで落とせるセルライトもある!

EMSはセルライトを直接落とすことはできません。しかし、セルライトの種類次第では、間接的に落とせる場合もあるため、EMSが効果的に作用する場合もあります。

セルライトには以下のような種類があります。

  • 脂肪型セルライト
  • 筋肉質型セルライト
  • 線維化型セルライト
  • むくみ型セルライト

それぞれ詳しく解説します。

脂肪型セルライト

脂肪型セルライトとは、脂肪が蓄積して肥大化することでできるセルライトです。一般的にセルライトと呼ばれているのは、この脂肪型セルライトになります。体内にある50%以上のセルライトが、この脂肪型といわれています。

脂肪型セルライトをなくすためには、原因である脂肪そのものを減らすことが欠かせません。EMSは筋肉に働きかけることができるため、脂肪を消費できます。脂肪が消費されれば、自然と脂肪型セルライトは減少していくでしょう。

体重がなかなか落ちずに悩んでいる方は、脂肪型セルライトが蓄積しているかもしれません。EMSと合わせて運動を行えば、効率よく減らすことができるでしょう。

筋肉性セルライト

元々、筋肉量が多かった方が、急に運動をしなくなると筋肉は急激に少なくなります。その際に発生するのが筋肉性セルライトです。

他のセルライトと比べると、非常に落としづらいという特徴があります。運動によって落とすことも可能ではありますが、脂肪型セルライトと比べると落ちづらいといえるでしょう。運動に近い効果が得られるEMSも、筋肉性セルライトに対しては高い効果を発揮しません。

筋肉性セルライトを効率良く落とすためには、キャビテーションのようなセルライトに対しての効果が高い施術を受けるのがおすすめです。

線維化型セルライト

線維化型セルライトは、脂肪細胞の周辺にコラーゲン線維が絡みついてできるセルライトです。セルライトを長期間放置すると、この状態になりやすくなります。

筋肉性型セルライトと同様に、運動では落としづらいです。セルライトに対して高い効果を発揮する施術をエステやクリニックで受けるのがおすすめです。

むくみ型セルライト

むくみ型セルライトは、脂肪細胞が余分な水分や老廃物を蓄えて、血流が悪くなると生まれます。太ももやふくらはぎにできやすいという特徴があります。

EMSは筋肉を動かして血流を改善できるため、脂肪細胞がむくみ型セルライトに変わるのを予防できます。できてしまったむくみ型セルライトに対しても、間接的に効果が期待できるでしょう。

セルライトを落としたい方におすすめの施術は?

EMSは間接的にセルライト除去を行える可能性があります。しかし、エステサロンで行われている施術の中には、より効果的にセルライト除去が可能なものもあります。

  • キャビテーション
  • ラジオ波

それぞれ詳しく解説します。

キャビテーション

セルライト除去を目的とするのであれば、キャビテーションの施術を受けるのがおすすめです。キャビテーションとは超音波によって、脂肪細胞そのものを破壊する施術です。壊れた脂肪細胞は血液の中に溶け出して、リンパ管や血管を通じて体外に排出されやすくなります。

直接アプローチができるため、EMSと比べると効率良くセルライトを除去できるでしょう。一方で、キャビテーションは肝臓や腎臓への負担が大きくなるといわれています。肝機能や腎機能が悪いという方は、施術を受けられない可能性があるので注意しましょう。

また、キャビテーションは施術を受けるだけでは痩せません。脂肪細胞そのものを壊したとしても、排出されなければ体重は減らないため、ハンドマッサージやラジオ波などと組み合わせて施術を受けることが大切です。

ラジオ波

ラジオ波とは電磁波によって肌の内部で振動を発生させる施術です。振動によって発生した熱が、血液の循環を良くしてくれるため、セルライトの排出の促進に繋がります。

脂肪を直接減らすという働きはないものの、水分や老廃物の排出が促進されれば、先ほど紹介したむくみ型セルライトに対して効果を発揮する可能性があります。脂肪型セルライトを排出する場合は、キャビテーションと合わせて施術を受けるようにしましょう。

セルライト解消に繋がる生活習慣とは?

セルライトを解消するためには、生活習慣を改善することも大切です。以下のポイントに注意するようにしましょう。

  • バランスの良い食生活を身に着ける
  • 有酸素運動をする
  • 筋トレをする

バランスの良い食事を摂取する

セルライトの原因は脂肪の蓄積にあるため、食事内容が脂質に偏らないようにしましょう。主食と主菜、副菜、汁物などを食事内容に組み込めば、自然と栄養バランスは整います。

考えるのが難しいという方は、厚生労働省と農林水産省が公表している食事バランスガイドを参考にしてみてください。

有酸素運動をする

有酸素運動を行うと、血流が良くなり代謝が促進します。体脂肪の燃焼も期待できるため、運動が苦手という方も、自分のペースで問題ないので少しずつ始めるようにしましょう。

最初から無理をしてしまうと、長く続けることができません。高い負荷をかけるよりも、運動習慣をつけることを目的にしましょう。

筋トレをする

筋トレを行うことで、脂肪を筋肉に変えることができます。筋肉量が上がると基礎代謝も高められるため、脂肪細胞を分解しやすくなるでしょう。筋肉が活発に動くと血流も改善するため、分解した脂肪細胞がスムーズに排出され安くなるのもポイントです。

筋トレといっても高負荷のものから始める必要はありません。まずはストレッチやスクワットなど、簡単なものから始めましょう。有酸素運動と同様に、週2,3回を目安に習慣づけていくのがおすすめです。

順番としては有酸素運動をしてから筋トレをするようにしましょう。

EMSは間接的にセルライトに効果がある

EMSはキャビテーションのように直接セルライトに対してアプローチできません。一方で、間接的にはセルライトに対して効果を発揮する施術であるため、EMSを受けた結果、体重が減ったりスタイルが良くなったりする可能性はあります。

もちろん、他の施術を受けた方がセルライトを効率良く落とせる場合もあるでしょう。ぜひ、悩みに合わせて適切な施術を受けるようにしてください。