エステサロン経営ノウハウ
エステサロンの集客はインテリアが決め手!メリットと注意点
施術や接客に力を入れているのに、
「新規顧客が増えない」「来店数は多いのにリピートに繋がらない」
そう感じている方も多くいるのではないでしょうか。
実はそれ、インテリアが原因かもしれません。インテリアへのこだわりは顧客満足度に繋がり、リピート率や口コミにも影響を及ぼします。
そこで今回のコラムでは、エステのインテリアについて解説します。開業を検討している方や模様替えを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
エステにおけるインテリアのメリット
エステにおいてインテリアは、コンセプトや美容機器の選定と同じように重要です。インテリアをこだわることで得られるメリットを解説します。
- お客様にサロンのイメージを伝えやすい
- サロンの特別感を演出できる
- スタッフのモチベーションが上がる
お客様にサロンのイメージを伝えやすい
インテリアは、サロンのコンセプトやサービス内容を反映させることができます。そのため、適切に選択・配置することで、お客様にサロンのイメージをしてもらいやすくなります。
どのようなサービスを提供しているのか、質はどうなのか、自身の抱える悩みを解決できるのかがイメージしやすいと、新規顧客の来店動機は向上します。SNSやWebサイトを集客に利用している方は、サロン内の様子を載せることで、お客様の興味を引くことができ、効率良く集客できます。
サロンの特別感を演出できる
エステサロンに来店されるお客様は、施術による効果はもちろん、リゾート地に来たかのようなサロンの非日常感を楽しみにしています。統一感がないお店や生活感溢れるサロンでは、お客様に満足したサービスを提供しにくいです。
インテリアにこだわり、サロンの特別感を演出できます。お客様の心地よさを演出することで、顧客満足度を向上させられます。
スタッフのモチベーションが上がる
統一感のあるインテリアは、スタッフの働くモチベーションに繋がります。お客様だけでなく、スタッフにも居心地が良いと思ってもらえる空間を作ることで、楽しめる労働環境を作ることができます。
労働環境は施術や接客の質に繋がっており、最終的にはお客様に影響を与えます。コンセプトや理念をスタッフ間で共通認識し、お客様に同等な価値を提供できるでしょう。
施術効率が向上する
インテリアは、ただの飾りではありません。使用用途も意識して選ぶことで、施術効率を上げることができます。
施術室やカウンセリングルームなど、働きやすくなるようにインテリアを選択しましょう。棚やキャスターが付いているものなどを活用することで、ただのインテリアではなく、目的に応じて活用できるようになります。
受付や待合室などは、お客様が使用することも多いので、利便性を意識するのは重要です。
エステのインテリアを決める際に気を付けること
インテリアの重要性が高いことが分かりました。ここでは、インテリアを選ぶ際、何に気を付ければ良いのかを解説します。
- コンセプトに合わせる
- 統一感を持たせる
- ターゲットを意識する
- 提供するサービス内容に合わせる
- 生活感をなくす
- 配色に気を付ける
コンセプトに合わせる
コンセプトはサロンの目的や理念を反映しており、お客様が来店するかどうかの判断をする際に非常に重要な要素です。インテリアを上手く組み合わせることができれば、コンセプトをわかりやすく表現でき、お客様にサロンを理解してもらいやすくなります。
例えば、お客様にリゾート地に来たように感じてもらいたい場合は、海や南国をイメージさせるようにインテリアを決めましょう。また、店内が狭苦しくならないように、開放感を意識してスペースを活用できると良いです。
統一感を持たせる
仮にコンセプトを意識できていても、統一感がなければ、お客様に違和感を与えてしまいます。リラックス空間をイメージしているからといって、開放感のあるリゾート空間とシックな色使い、どちらも採用するとかえってバランスを崩してしまいます。
コンセプトに合っているだけでなく、統一感も持たせてインテリアを決めてください。
ターゲットを意識する
インテリアを決める際に良く陥りがちなのが、自分の好きなデザインにしてしまうことです。もちろんモチベーションアップのためには、労働環境を楽しめる空間にすることは重要です。しかし、サロンが狙っているターゲットに合っていなければ、集客は難しく、安定した経営が難しくなります。
提供するサービス内容や、サロンが狙っている顧客層が「利用したい」「居心地が良い」と思えるような空間づくりを心掛けましょう。
生活感をなくす
先述しましたが、お客様は美容効果だけでなく、エステサロン特有の非日常感を楽しみにしています。生活感のあるサロンや、清潔感がないお店は利用したいと思えないでしょう。
マンションの1室や、自宅の空きスペースを活用される方は特に、生活感を与えないような工夫が必要です。
配色に気を付ける
色彩効果と言い、色には人間の心を動かす作用があります。例えば、赤は興奮、緑はリラックスのようにそれぞれ異なる効果を持っています。
インテリアを決める際は配色にも気を付けましょう。エステであれば、落ち着いた色や、優しさのある淡い色がおすすめです。3原色のような明るい色は刺激が強いので使用を避けましょう。
エステのインテリアにかかるコストを抑える方法
インテリアの価格は幅が広く、良いものを揃えようとすれば数百万円を超える可能性は十分に考えられます。ここではエステのインテリアにかかるコストを抑える方法を解説します。
- こだわり過ぎない
- DIYする
- 中古品を購入する
- 百円ショップを活用する
こだわり過ぎない
インテリアはサイズや色、材質など、種類が無限にあります。こだわり過ぎると、いつの間にか数十万を超えていた、ということも少なくありません。インテリア一つひとつに意味を持たせ、こだわりを持たせたい部分なのか、そうでない部分なのかを判断しましょう。
重要性が低いインテリアは、価格が高いものを選択する必要がありません。インテリアそれぞれの選定をし、特にこだわる必要がない部分は安価な商品で代用しましょう。
DIYする
ホームセンターなどを活用して、自分で作るという方法もあります。当然購入するよりも大幅にコストを抑え、ディテールにもこだわって作ることができます。使用用途を意識することで見た目だけでなく利便性も高められ、施術効率の向上に繋がります。
DIYは、設計する能力や工具が必要なため、簡単ではありません。ですが、その分メリットも多いので、気になる方はぜひ実践してみてください。
中古品を購入する
リサイクルショップや家具屋さんで、中古品を購入するのもおすすめです。先述した、あまりこだわりの強くない部分は、中古品で代用しても特に問題はありません。中には欲しかった家具をお得に購入できることもあるので、定期的に確認してみると良いです。
百円ショップを活用する
近頃は、百円ショップでもおしゃれな小物を購入できるようになりました。大きなインテリアの購入は難しいですが、小物であれば質やデザインの高い商品が揃っています。
インテリアにこだわって安定したサロン経営を!
今回のコラムでは、エステにおけるインテリアの重要性を解説してきました。インテリアへのこだわりは、新規顧客の獲得やリピート率の向上に繋がります。サロンの評価や売上に影響を与え、経営を大きく左右する可能性があります。サロンの集客やリピート率に関する悩みを抱える方は、一度インテリアを見直してみるのもいいかもしれません。
この記事の執筆者
業務用痩身機器比較サイト編集部
業務用痩身機器比較サイトは、元エステサロンオーナー、元美容機器メーカー営業をはじめとした美容のプロが業務用痩身機器を徹底比較して紹介するWebサイトです。エステサロンの運営に長年携わってきたノウハウを活かし、サロン経営に挑戦する方にとって役立つ集客の方法や売上を伸ばすコツ、痩身機器の選び方なども紹介してまいります。