「エステ機器を新しくサロンに導入したいけど、なるべく大きな出費は避けたい」

そんなサロン経営者の方にとって、エステ機器のレンタル制度はとても魅力的に感じるのではないでしょうか?

今回は、業務用エステ機器のレンタルについて徹底解説。レンタルの方法や、そのメリット・デメリット、リース制度との違いについて理解して、制度をうまく利用できるようにしましょう。

  1. エステ機器のレンタルは経営的にアリ?ナシ?
  2. リースとの違い
  3. エステ機器のレンタル方法
  4. レンタル制度のあるエステ機器販売会社
  5. まとめ

エステ機器のレンタルは経営的にアリ?ナシ?

エステ機器をレンタルで導入するのは、経営者にとってどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

レンタルのメリット

  • ランニングコストの計算がしやすい
  • 初期段階で大きな支出を防げる
  • 新しい機器に乗り換えやすい
  • 財務諸表の経費科目になり負債にならない
  • 固定資産税がかからない

レンタルでエステ機器を購入すると、月々の支出が安定するため、毎月のコスト計算がしやすくなります。機器が古くなったり故障したりするたびにエステ機器を購入していると、不定期で大きな支出をすることになりますが、レンタルであれば出費額が安定し、経営上の利益計算が行いやすくなるでしょう。

機器が気にいらなければ、短期間で契約を打ち切って違う商品に乗り換えができる点も、大きなメリットになります。

また、機器を一括購入すると、毎年原価償却費を支払う必要があります。その他にも、固定資産税がかかったり、動産保険料が発生したりと、レンタル時にはかからない余分な費用を支払う必要性が出てくる点は覚えておいた方が良いでしょう。

レンタルのデメリット

  • 自社の所有物にならない
  • 割高になる可能性が高い
  • 中古品の可能性が高い

レンタルはあくまでメーカーやレンタル会社からエステ機器を借りているだけなので、どれだけ長期間レンタル料を支払っても所有権を得ることはできません。長期間のレンタルは、結局本体を購入するよりも支出が大きくなる可能性がある点には注意が必要です。

また、レンタルは一般的に、分割払いよりも割高になる可能性が高いです。レンタル契約は、途中で契約を打ち切られるリスクがあるため、必然的に分割払いで支払う額よりも高くせざるを得ないからです。

その他にも、レンタル機器は中古品である可能性が高いこともデメリットになります。

リースとの違い

エステ機器のレンタルとリースの違いは、レンタルは所有権がメーカーや販売会社であることが多いですが、リースは所有権がリース会社が持っていることが多い所にあります。

その他にも、レンタルの方が契約期間が短く、リースの方が契約期間が長いという特徴があります。それに伴ってレンタルの方がリースに比べて費用が割高になることが多いといえるでしょう。

エステ機器のレンタル方法

エステ機器をレンタルするには、販売を行っているメーカーに直接お問い合わせをするか、販売会社、卸会社にお問い合わせをするかです。複数の機器を扱っている会社の場合は、レンタルに対応しているかどうかが機種によって異なる可能性もあるため、確認が必要になります。

また、販売ページでレンタルについて案内されていなくても、問い合わせをしてみるとレンタルに対応してくれる可能性もあるため、まずは担当者と直接やりとりするのが良いでしょう。

レンタル制度のあるエステ機器販売会社

以下、レンタル制度が存在するエステ機器販売会社をご紹介します。

株式会社NBS

株式会社NBSは、業務用脱毛機や痩身機を開発している、老舗エステ機器メーカーです。業務用痩身機器の「Beauty Pot」や業務用脱毛機「CLEAR/SP-ef」のレンタルを行っています。レンタル価格などは公表されていないため、お問い合わせをして担当者に確認する必要があります。

ワールドジャパン株式会社

ワールドジャパンはエステ機器の卸会社です。8種類の業務用脱毛機、27種類の業務用痩身機を販売しており、そのほかにも、ベッドや体重計などなど、様々な機器の販売をしている、日本最大級のエステ機器販売会社です。有名機器を多数取り扱っており、リース、レンタル両方に対応している機器も多くあります。

自分の気になる機器がレンタル可能かチェックしてみてください。

まとめ

エステ機器のレンタル制度のメリットやデメリット、利用方法にについて理解できましたでしょうか?

レンタルのメリットは、比較的短期間、少ない費用でエステ機器を一時的に利用できる点です。必要な時になったら借りて、不必要になったら機器を返却するということもできるため、経営状況に合わせて柔軟に対応できる点が大きなメリットです。

経営上の利点をよく理解した上で、あなたのサロンにあった方法でエステ機器を導入してみてください。