コラム
ラジオ波の副作用は?施術前に気を付けることも解説
痩身と美肌に効果が期待できるラジオ波。
エステの施術としてはメジャーで、様々なメニューに使用されています。効果があることはわかっていても、施術後に副作用があるのかどうかは気になりますよね。
今回のコラムでは、ラジオ波の施術について詳しく説明するとともに、施術後の副作用についてご紹介していきます。
ラジオ波とは
ラジオ波とは、30MHz以上の高い周波数を持つ電磁波のことを指します。
ラジオ波を照射すると皮膚の奥深くで熱が発生します。この温熱によって血行やリンパの流れが促進され、セルライトなどの老廃物や無駄な水分の排出、むくみの改善といった効果が期待できます。
この電磁波は、周波数によって施術の効果が異なるという特徴があります。
なお、エステサロンなどで照射されるラジオ波は、人体に悪影響を及ぼすものではありません。
ラジオ波の効果や副作用について、詳しく見ていきましょう。
ラジオ波の仕組み
ラジオ波の仕組みについてご紹介します。
ラジオ波で体内に電磁波を流すことで、波長によって身体の奥の水分が細かく振動します。これによりジュール熱が発生し、体内の深層部を温めることが可能です。
ラジオ波が効果を発揮する仕組みは、電子レンジの機能を考えるとイメージしやすいでしょう。
電子レンジは電磁波を食べ物に当て、食べ物の中にある水分子を波長のエネルギーによって振動させて温度を上げます。そのように発生した熱を周りに伝えるという仕組みで食べ物を温めます。
ラジオ波の熱により体温が上がると血行やリンパの流れが改善され、基礎代謝がアップすることで、痩身効果が実現します。直接的に脂肪を減らすのではないことは理解しておいてください。
また、ラジオ波の熱で肌にあるタンパク質が傷つくと、身体は急いで修復を行います。この時、肌のハリツヤを維持するのに大切なコラーゲンが新しく生成されます。古くなったコラーゲンが新しく生成されることで、美肌効果やたるみの改善も期待できるでしょう。
ラジオ波で期待できる効果
美容サロンにおけるラジオ波の施術では、電磁波による熱を脂肪に与え、燃焼効率を高めることで瘦身効果をもたらします。
体内に熱が発生して体温が上がれば血行やリンパの流れが促進されます。すると新陳代謝が向上し、脂肪が燃焼しやすい状態が作られます。
脂肪細胞に対して直接アプローチするわけではありませんが、痩せやすい体質作りに取り組むことが可能です。
血行が改善することによって、肩こりや腰痛の症状を緩和させる効果が見込める場合もあります。
さらに、周波数が低いラジオ波は以下のような成分の生成を助け、美肌効果をもたらしてくれるのも嬉しいポイントです。
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- エラスチン
また、ラジオ波は周波数が多いほど与える振動が細かく、脂肪細胞を分解する効果がより高くなると言われています。業務用のラジオ波機器も周波数ごとに3つに分類されています。
業務用ラジオ波機器の種類
ラジオ波の施術を実施できる業務用の機器には、以下の3つの種類があります。
- バイポーラ式/マルチポーラ式
- モノポーラ式
- ユニポーラ式
バイポーラ式/マルチポーラ式
バイポーラ式/マルチポーラ式とは、周波数1MHz、出力数130Wの機器のことを指します。バイポーラ式には2つ、マルチポーラ式には3つの電極が存在し、それらの間をラジオ波が通り、皮膚表面の浅い部分に働きかけます。
他のタイプよりも弱いラジオ波を発生するため、比較的安全性の高い機器であると言えます。
また、バイポーラ式よりもマルチポーラ式の方が効果が高いと言われています。
モノポーラ式
モノポーラ式は周波数0.4~0.8Hz、出力数25~200Wのラジオ波機器で、3つの中でもっとも古くから使われています。多くの家庭用ラジオ波機器でも採用されているスタイルです。
電極は1つで、対極板に向かって高周波の電磁波を流す仕組みを持ちます。
電極から対極板へ真っ直ぐに周波数が伝わることでジュール熱と呼ばれる摩擦熱が発生します。「広く深く」アプローチするため、内臓脂肪にも効果を発揮し、ボディメイクをしたい方に適していると言えます。
ユニポーラ式
ユニポーラ式のラジオ波機器は、周波数40.68MHz、出力数200W。高周波、高出力であるのが大きな特徴です。
こちらは「狭く深く」作用するため、以下のような部位の部分痩せに適したタイプだと言えます。
- 太もも
- ふくらはぎ
- 背中
- 二の腕
ラジオ波の機能を搭載した業務用瘦身機器の中で特におすすめしたいのが、ボディ、フェイシャルの両方に対応した「シークレットメス」。ラジオ波の他にもEMS、サーマルフラクショナルなど13もの機能を持つ多機能瘦身美顔機です。興味のある方は、公式サイトをチェックしてみてください。
ラジオ波の副作用
ラジオ波は電磁波の一種ですが、医療でも活用されており、人体に悪影響を与えることは基本的にありません。副作用のリスクもほとんどないと言われています。ですが、可能性はゼロとは言い切れないのが現状です。
- やけど
- 内出血
- むくみ
- 軽い痛み
- 肌の赤み
まれに上記のような副作用が引き起こされることがあります。しかし、そういったケースのほとんどは、施術者のミスや技術不足による出力レベルや使用方法の誤りが原因だと言われています。
ご紹介した副作用の症状はすぐに治る場合がほとんどです。しかし、きれいになるために施術を受けて、肌トラブルに苦しむのは避けたいですよね。口コミなどをチェックし、安心して施術を受けられる、信頼できるサロンを探すことをおすすめします。
また、生理中や脱毛の直後、日焼け肌など肌が敏感になっているときは赤みが出てしまう可能性があります。美しくなるための施術で副作用が出てしまうのは避けたいですよね。エステサロンのスタッフに必ず相談をしてから施術を行いましょう。
ラジオ波の施術を行えない人
以下のような方は、ラジオ波の施術を受けるのは避けてください。
- 肌に触れる機械部分の金属にアレルギーがある
- 血液疾患を抱えている
- インプラントやペースメーカーを使用している
- 幼児や成長期の子供(変声期前、生理開始前など)
- 温度感覚を自覚できない
- 体内に金属(チタンなど)を入れている
- ヒアルロン酸など顔面注射を六か月以内に行っている
- 妊娠、授乳中の人
また、ごくまれに、電磁波を過敏に感知してしまう人がいます。一般的に安全性が高いと言われているラジオ波ですが、向いていない、違和感があると思ったらすぐに施術を中止することをおすすめします。
キャビテーションとは?
ラジオ波と似た施術であるキャビテーションについてもご紹介していきます。
キャビテーションは、本来「空洞現象」という意味を持ち、圧力の差によって液体に気泡が発生する現象を指します。
瘦身エステでは、脂肪に超音波を当てることで、体内の水分に気泡を発生させます。気泡が弾けるエネルギーで脂肪細胞自体を破壊するという仕組みです。
キャビテーションは、主に以下のような効果を発揮します。
- セルライト、むくみ解消
- 部分痩せ
- リバウンドしにくい体質作り
セルライトとは、太ももや二の腕などに脂肪や老廃物が凝り固まってついてしまう現象のことを指します。自分で改善するのはなかなか難しいと言われていますが、キャビテーションを繰り返すことで解消できる可能性が高いです。
また、キャビテーションによって一度破壊された脂肪細胞が再生することはありません。そのため、ダイエット中の方のリバウンドしにくい体質作りに一役買ってくれるでしょう。
まとめ
ダウンタイムもなく皮膚も傷つけることなく痩身効果を得られるラジオ波。エステサロンで行う痩身の施術は、副作用の可能性が低いものが多いですがゼロとは言い切れません。
副作用と禁忌事項をを正しく理解し、安全に施術を行いましょう。
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この記事の執筆者
業務用痩身機器比較サイト編集部
業務用痩身機器比較サイトは、元エステサロンオーナー、元美容機器メーカー営業をはじめとした美容のプロが業務用痩身機器を徹底比較して紹介するWebサイトです。エステサロンの運営に長年携わってきたノウハウを活かし、サロン経営に挑戦する方にとって役立つ集客の方法や売上を伸ばすコツ、痩身機器の選び方なども紹介してまいります。