コラム
ハイフの施術に痛みはあるの?痛みの種類や痛む理由を紹介
ハイフとは、高密度の超音波を当てることで肌が引き締められ、肌質やシワの改善といった複数の効果が期待できる施術のことです。
メスなどを使わず施術できることから人気を集めるハイフですが、痛いという噂は本当なのか、痛むならどのくらいなのか、気になる人もいることでしょう。
この記事では、ハイフの痛みについて焦点を当て、どのような痛みを感じるのか、できる限り痛みを抑えるにはどうすれば良いのかについて紹介します。ハイフ施術の痛みについて不安を感じている方はぜひ参考にしてみてください。
ハイフ施術にはどんな痛みがあるの?
ハイフは比較的痛みの少ない施術だと言われていますが、熱エネルギーを照射するため少なからず痛みが発生することがあります。具体例を交えて、どのような痛みが生じる可能性があるのか解説します。
骨に響く痛み
「骨に響く」痛みは、ズキズキとした重い痛みのようなものです。
肌が超音波を吸収することで発生する熱反応が原因で、痛みが発生することがあります。肌に吸収されなかった超音波が骨に届き、骨膜に通っている知覚神経にあたることで生じます。
この痛みは、施術する部位の皮膚が薄い場合や、頬のような骨に近い部位で起きる傾向にあるようです。
皮膚の痛み
ハイフは皮膚の内部組織に熱エネルギーを与える施術です。そのため、皮膚の内側が熱を持ち、皮膚の奥の方が「チクチクと刺すような痛み」を覚えることがあります。
痛みが強い場合は、後々やけどなどにつながる可能性があるので、医師にその場で伝えましょう。
ハイフの部位ごとの痛み
上記したように、骨に近い部位や皮膚に近い部位では、痛みが強く出る場合があります。
また、照射する部位により、生じる痛みの程度や痛み方が異なることがあります。自分が施術を受けたい部位について、どのような痛みが生じる可能性があるのかチェックしてみてください。
- 目の周り
- 頬
- フェイスライン
- 体
目の周り
目の周りは皮膚が薄い部分です。そのため、骨に響く痛みは起こりにくいものの皮膚の奥がチクチクする痛みは生じやすいといえます。
頬
頬は皮膚が薄い上に頬骨もあるため、骨に響く痛みと皮膚の奥の痛みのどちらも生じやすくなっています。また、人によって脂肪のつき具合が異なる部位であり、特に痩せている人は脂肪が少ないため痛みやすいといえます。
フェイスライン
顎下は脂肪がつきやすいため骨に響く痛みは生じにくいでしょう。一方で皮膚の奥は痛む可能性があります。続いてフェイスラインの骨の部分ですが、この部位は骨に響く痛みを伴うかもしれません。痩せている方は特に注意が必要です。
体
体は顔よりも脂肪が多い傾向にあるため、痛みが少ないといえるでしょう。ハイフ施術をしたいけれど痛みが出るのは避けたい、という方はまず体の施術を行ってみるといいかもしれません。
ハイフがおすすめな人
ハイフはメスなどを使わないためダウンタイムが少なく、施術時間が短いことから手軽にできる施術の一つとして人気を集めています。
しかし、熱を与える施術であることや、多少の痛みを伴う場合があることからハイフ施術に向いている人とそうでない人がいます。
そこで、ハイフがおすすめな人と反対におすすめではない人を紹介します。あくまで一例ですので、肌質などで施術を実施できるか否か分からないという人は医療機関やエステなどで相談してみてください。
肌のたるみに悩んでいる人
まず筆頭に挙げられるのが「肌のたるみに悩んでいる人」です。
ハイフの施術により期待できる効果の筆頭に挙げられるのがリフトアップであることからも、ハイフが肌のたるみ施術に向いていることが分かりますね。
ほうれい線やシワが気になる人
次に挙げるのが「ほうれい線や目じりのシワが気になる人」です。ほうれい線やシワは、ハイフの熱エネルギーにより、皮膚の真皮層のコラーゲンやエラスチンの生成が促進され、肌の弾力改善やシワ改善につながる、という仕組みで改善されます。
ハイフがおすすめでない人
逆に、ハイフ施術に向いていない人としては主に2つが挙げられます。
- アトピーなど、肌が弱い人
- 顔に脂肪がない人
アトピーなど、肌が弱い人
肌が弱い方や、アトピーなどで皮膚のバリア機能が弱い方は、ハイフ施術はあまりお勧めできません。
ハイフの仕組み上、肌に直接熱エネルギーを与えることになるため、肌が弱い人や炎症をお持ちの人は悪化してしまう可能性があります。場合によっては色素沈着の原因になることもあるため、施術には慎重な判断が必要です。
顔の脂肪が少ない人
次いでおすすめでない人に挙げられることが多いのが、顔に脂肪が少ない人です。「ハイフの部位ごとの痛み」で記述したように、脂肪が少ないと、皮膚の奥の痛みを強く感じる原因になります。
また、脂肪が少ないと施術の効果が薄まる場合もあります。以上の理由から、脂肪の少ない人がハイフ施術をするのはあまりおすすめできません。
ハイフの痛みを抑える方法
ハイフが痛む施術であることによって、施術を躊躇してしまう人もいるのではないでしょうか。痛みを避けたい方は、事前に痛みの少ない機器を選ぶことや、施術中もある程度は出力を調整してもらえます。以下で痛みを抑える方法について紹介します。
- 実績のあるエステサロンを選ぶ
- 出力を抑えてもらう
- 痛みの弱い機器を選ぶ
実績のあるエステサロンを選ぶ
施術する部位により、どうしても痛みが生じてしまう場合もあります。しかし、経験が豊富な術者であるほど、痛みの生じやすい部位や出力、照射角度について詳しく、施術者の脂肪のつき方などに応じて適切な施術を行ってくれます。
検討しているクリニックやエステサロンのホームページなどで公開されている施術実績などを事前に調べ、信頼が持てる場所を選ぶようにしましょう。
出力を抑えてもらう
痛みが我慢できない場合は、途中で出力を下げてもらうこともできます。ただし、極端に出力を抑えると、ハイフの効果が薄れる可能性があるという点は注意が必要です。
痛みが不安という方は、施術前に担当者にその旨を伝え、痛みや出力などについて詳しい説明を受けることをおすすめします。
痛みの弱い機器を選ぶ
ハイフの機器にもさまざまなものがあります。例えば「ウルセラ」は、照射パワーが強いのが特徴で、リフトアップ効果に定評がありますが痛みを伴う場合があります。「ウルトラセルQ」は皮膚の薄さや脂肪のつき具合に合わせた細かい施術が可能です。
機種により照射時間や長所が異なるため、自分の施術してもらいたい部位やストレスを感じない痛みの程度に合わせて機器を選びましょう。
肌質や悩みに応じた適切な施術をしてもらおう
この記事では、ハイフではどのような痛みが生じるのか、部位による痛みの違い、痛みを抑える方法などについて紹介しました。
エステサロンや医療機関に相談すれば、自分の肌質・悩みに応じた施術のアドバイスをしてくれます。ハイフを行うか迷っている人は、まずは信頼できるサロンに相談し、カウンセリングしてもらうことをおすすめします。
この記事の執筆者
業務用痩身機器比較サイト編集部
業務用痩身機器比較サイトは、元エステサロンオーナー、元美容機器メーカー営業をはじめとした美容のプロが業務用痩身機器を徹底比較して紹介するWebサイトです。エステサロンの運営に長年携わってきたノウハウを活かし、サロン経営に挑戦する方にとって役立つ集客の方法や売上を伸ばすコツ、痩身機器の選び方なども紹介してまいります。