エステ機器の導入時に合わせて候補にあがるEMS機器。
EMS自体は「MTG社のシックスパッド」がヒットしたことにより一般の認知度があがり、エステサロンでも業務用EMSによる代謝の改善、引き締めの施術が人気です。
今回は、EMSの仕組みや効果、家庭用と業務用の違い、おすすめのEMS機器をご紹介します。

  1. EMSの仕組み
  2. EMSの歴史と期待された効果
  3. エステサロンにおけるEMS機器
  4. 家庭用と業務用の違い
  5. EMS機能付きの痩身機器

EMSの仕組み

EMSはご存じのとおり、電気的な刺激によって筋肉を他動運動させることをいいます。電気刺激によって筋肉がピクピクと勝手に動いてしまうあれですね。
EMSの仕組みは、その後スポーツ(筋トレ)の分野、美容の分野にも広がっています。

EMSの歴史と期待された効果

1791年ルイージ・カルヴァーニ(イタリアの医師)が電気信号で筋収縮が起こることを発見。時は進んで1972年、ソビエト連邦のKots医師が開発したEMS機器を、ミュンヘンオリンピックでソビエト連邦の選手が使用しました。効率的な筋肉の発達を促す目的で使用された例としては初めてで、その後スポーツ(筋トレ)の分野で広く利用されるようになりました。
その後、医療分野では手術後のリハビリや疼痛緩解、美容分野ではボディの引き締め効果などが認められ現在に至ります。

エステサロンにおけるEMS機器

エステサロンに導入されている業務用EMS機器は、主に「引き締め」「代謝アップ」「血流促進」を目的として使用されています。また脂肪融解の効果があるキャビテーションと代謝を高めるEMS機器は施術としての相性もよく、業務用痩身機とセットで導入されています。

家庭用と業務用の違い

家庭用と業務用のEMS機器では周波数が大きく違います。業務用EMS機器の方がより身体の深部にある筋肉まで動かすことができ、一度に動かせる筋肉の量も多い特徴があります。その代わり施術をするエステティシャンには専門知識が必要で、素人が中古の業務用EMS機器を買って使用することはリスクがあるため控えましょう。

EMS機能付きの痩身機器

① シークレットメス

相性の良いキャビテーションとEMSが一台に備わっている業務用痩身機です。その他、ラジオ波や吸引、エレクトロポレーション、LED、サーマルフラクショナルと1台13役。フェイシャルのEMS施術も可能です。

② フォースカッター

ボディ用のEMS機能が備わった業務用痩身機器です。その他ラジオ波や吸引、エレクトロポレーション機能があり1台4役の進化型業務用痩身機です。

③ キャビリポDEX-V

シークレットメスと同様、相性の良いキャビテーションとEMSが一台に備わっているだけでなく、ボディ・フェイシャルの両方に対応する吸引機能を備えています。