コラム
キャビテーションとハイフはどちらを選ぶのが良い?違いを解説
エステサロンの施術で人気のキャビテーションとハイフですが、どちらを受けたら良いか悩んでいる方もいるでしょう。
この記事では、キャビテーションとハイフの違いや、どのような人に向いている施術なのかをまとめています。
施術内容を決める際の参考にしてください。
- キャビテーションとは?
- キャビテーションの仕組み
- キャビテーションのメリット
- キャビテーションのデメリット
- ハイフとは?
- ハイフの仕組み
- ハイフのメリット
- ハイフのデメリット
- キャビテーションとハイフはどちらを選べば良い?
- 2つの施術を組み合わせるのもおすすめ
- キャビテーションとハイフを比較
- どの部位の脂肪を減らしたいのかで施術を決めよう
キャビテーションとは?
脂肪に超音波をあてて圧力をかけ、脂肪細胞を破壊させる施術がキャビテーションです。キャビテーションは「空洞現象」を意味しますが、これを脂肪細胞に対して行うものがエステで言うキャビテーションになります。
キャビテーションの仕組み
キャビテーションは超音波による施術で、切らない脂肪吸引とも言われています。
気になる部位に超音波をあてて、脂肪細胞を破壊し、体外へ排出させることでサイズダウンすることが可能です。
キャビテーションは、超音波を当てることで発生する気泡と破裂の衝撃により脂肪細胞を破壊し分解させます。
破壊された脂肪細胞は、血液の中に流れて体外へ排出されていきます。
キャビテーションのメリット
キャビテーションには、以下のようなメリットがあります。
- リバウンドしにくい身体になる
- 部分痩せができる
- 即効性がある
リバウンドしにくい身体になる
食事制限や運動によるダイエットとは異なり、キャビテーションは、脂肪細胞を破壊し、細胞そのものの数を減らすことができるため、リバウンドしにくい身体にしていくことが可能です。
キャビテーションは体内の脂肪自体の量を減らせるため、効率よくダイエットが行えます。
広範囲の部分痩せも可能
キャビテーションの場合、気になる部位にアプローチして脂肪細胞を減らすことができるため、部分痩せが可能です。
エクササイズしてもなかなか細くならない部位も、キャビテーションならサイズダウンしやすいでしょう。
キャビテーションの場合は、浅く広く超音波が作用するので、背中や太ももなど広範囲の脂肪を減らすのにおすすめです。
比較的早く効果が分かる
キャビテーションは、脂肪細胞を破壊する効果がありますが、それだけでなく、体内に蓄積している老廃物も排出してくれます。
老廃物の排出は、施術後すぐに実感しやすく、血行が促進されることで代謝も上がり、むくみや冷えが解消されていくため、施術から数日後でサイズダウンも実感できます。
キャビテーションのデメリット
キャビテーションのデメリットはとして、以下の2点が挙げられます。
- 施術後に一時的に疲労感が出る
- 施術直後は食べたものが吸収されやすくなる
施術後に一時的に疲労感が出る
キャビテーションを受けると、一時的に疲労感が出る場合があります。
これは、破壊した脂肪細胞をすべて肝臓で代謝しようとする働きと、老廃物が一気に体外へ排出されるからです。
そのため、施術の後はできるだけゆっくりと過ごすことをおすすめします。
施術直後は食べたものが吸収されやすくなる
キャビテーションを受けた後は、2時間以上あけてから食事を摂ってください。
施術によって脂肪細胞が破壊されて減少すると、身体は脂肪が急に減ったことで危険だというサインを出します。
そのため、食べたもののカロリーをしっかり吸収させようとしてしまうのです。
もし2時間以内で食事をしたい場合は、カロリーや糖質の少ないものを少量だけ摂取しましょう。
ハイフとは?
ハイフは超音波を使って、皮膚の深い部位から筋膜にかけて熱損傷を与えることで、コラーゲンやエラスチンの生成を促し、たるみやシワなどを改善させて肌を若々しくさせる施術です。また、脂肪細胞を破壊する作用もあります。
ハイフの仕組み
ハイフは、超音波の力を1点に集めて、高密度にしたものを皮膚の深い部分に照射してピンポイントで脂肪細胞を破壊します。
キャビテーションよりも深い部位にアプローチするのがハイフです。
破壊された脂肪細胞は、血液を流れて体外へ排出されます。
ハイフのメリット
ハイフのメリットは以下の2点です。
- 小顔効果やリフトアップ効果が高い
- 脂肪細胞を減少させられる
小顔効果やリフトアップ効果が高い
ハイフは、小顔効果やリフトアップ効果が得られる施術です。超音波の熱刺激で、一時的に肌にダメージを与えることで、傷つけられた肌細胞が元の状態に戻ろうとコラーゲンやエラスチンなどの生成を促進させます。コラーゲンやエラスチンが増えることで、ハリや艶が出て、引き締め効果も実感できます。
脂肪細胞が減少する
キャビテーションでも脂肪細胞を破壊することができますが、ハイフも超音波により脂肪細胞の数を減らすことができます。
ハイフの場合は、1点に集中させて脂肪細胞を破壊するため、細かな部位の脂肪を減らすのにおすすめです。例えば、ヒップやお腹、二重あごなどはハイフが良いでしょう。
ハイフのデメリット
ハイフのデメリットとしては、施術中に痛みがあることや、施術直後にむくみや赤み、軽度の腫れが生じる可能性があることが挙げられます。
皮膚の深い部分、筋膜まで作用させる施術のため、施術中に痛みがある場合があり、施術後には一時的にむくみのような症状が出たり、赤みや腫れなどが起こる可能性があります。
むくみや赤み、腫れは、時間の経過とともに消失するもので、生じるリスクは比較的少ないです。
キャビテーションとハイフはどちらを選べば良い?
キャビテーションとハイフ、どちらを選んだら良いのか、それぞれ向いている方の特徴をまとめておきます。迷った方はぜひ参考にしてみてください。
キャビテーションに向いている人
キャビテーションは、以下のような特徴がある方におすすめです。
- 短期間でサイズダウンしたい
- 広範囲のサイズダウンをしたい
- ダイエットでリバウンドしてしまった
短期間でサイズダウンしたい
キャビテーションは、短期間で目に見える効果が出やすいと言われています。
これは、脂肪細胞だけでなく身体に溜まっている老廃物やむくみなども取り除いてくれるからです。
そのため、むくみにより太くなっている部位は、短期間でサイズダウンも可能です。
広範囲のサイズダウンをしたい
運動や食事制限によるダイエットは、下半身だけ痩せたい、上半身だけ痩せたいというように気になる部位だけをサイズダウンさせることができません。
しかし、キャビテーションなら、下半身だけ、上半身だけなど気になる部位にアプローチすることが可能です。
ダイエットでリバウンドしてしまった
キャビテーションは脂肪細胞を破壊することができるため、ダイエットに失敗してリバウンドしてしまったという人にもおすすめです。
脂肪細胞そのものを減らせるため、リバウンドしにくい身体に整えていくことができます。
ハイフに向いている人
以下のような特徴がある方は、キャビテーションよりもハイフの施術を受けることをおすすめします。
- 顔痩せやリフトアップをしたい
- ピンポイントで部分痩せしたい
顔痩せやリフトアップをしたい
ハイフは、超音波の熱ダメージから回復する過程で、コラーゲンやエラスチンが生成される際に、リフトアップ効果も得られます。そのため、フェイスラインが引き締まったり、小顔効果が期待できます。このような引き締め作用があるのは、ハイフのみです。
ピンポイントで部分痩せしたい
ハイフの場合、1点に集中させて超音波を照射し脂肪細胞を破壊させます。そのため、お腹だけ痩せたい、お尻だけ痩せたいなどピンポイントでサイズダウンしたい方におすすめです。
2つの施術を組み合わせるのもおすすめ
キャビテーションとハイフは、組み合わせて施術することも可能です。
浅く広く脂肪細胞を破壊するキャビテーションと皮膚の奥深くにアプローチするハイフの施術を同時に行えば、より効果的に脂肪細胞を破壊することができ、痩身効果も高まります。
キャビテーションとハイフを比較
キャビテーションとハイフでは、どちらの方が即効性があり、効果の持続期間が長いのでしょうか。
即効性があるのはどっち?
即効性があるのはハイフです。ハイフは施術直後から引き締め効果を実感できます。
ピンポイントで脂肪細胞に働きかけるため、効果をすぐに実感しやすいです。
キャビテーションは、施術直後から変化が出ることもありますが、その効果はハイフより実感しにくいです。
効果の持続期間が長いのはどっち?
効果の持続期間が長いのは、ハイフです。ハイフは直後の引き締め効果だけでなく、効果のピークが1ヶ月後となっていて、長く持続します。
そのため、最低でも月1回は施術を受けると良いでしょう。
キャビテーションは、効果のピークは4日から5日後となっていて、2週間おきくらいで継続して受けることが推奨されています。
どの部位の脂肪を減らしたいのかで施術を決めよう
キャビテーションとハイフの違いをお伝えしました。キャビテーションもハイフも超音波により脂肪細胞を破壊する点は共通していますが、働きかける部分が異なります。
そのため、どの部位の脂肪を減らしたいのかということを踏まえて、どちらを選ぶか決めるのが良いでしょう。
この記事の執筆者
業務用痩身機器比較サイト編集部
業務用痩身機器比較サイトは、元エステサロンオーナー、元美容機器メーカー営業をはじめとした美容のプロが業務用痩身機器を徹底比較して紹介するWebサイトです。エステサロンの運営に長年携わってきたノウハウを活かし、サロン経営に挑戦する方にとって役立つ集客の方法や売上を伸ばすコツ、痩身機器の選び方なども紹介してまいります。