エステサロン経営ノウハウ
エステサロン独立開業で失敗を避けて成功するには?
エステサロン開業していく上で、できるだけ早く結果を出したいですよね。
融資などで借金をしている場合だと、売上が立たないと焦るはずです。
今日は、エステサロン開業を検討している方向けに、初月から売上を出す成功へのステップをお伝えしていきます。
エステサロン開業の実態
1年以内に閉店するエステサロンは、全体の店舗の60%が閉店し、3年以内には9割のエステサロンが閉店すると言われています。
そして3年以上続くサロンはわずか10%。
全国に1,000店舗が開業した場合、1年以内に、600店舗が閉店し、3年以上営業しているサロンは100店舗程度になります。
開業しやすいが故にライバルが多い
エステサロンの開業は、ハードルが低いと言われています。
そのため、大手エステサロンから個人開業のサロンまで、必然的にもライバルが非常に多くなります。
エステサロン開業の成功を手にするには?
初期費用を抑える
エステサロンを開業する方で、銀行からの融資を始め、助成金などでやりくりするはず。
資金が急に増えると、どうしても初期費用は少々高くても仕方がないと思ってしまいがちになるのが人間です。
あくまで店舗を立ち上げる際に、手元にあるのは借りている資金。
返済のことを考えずに使うと、元本回収に時間がかかります。
固定費を抑える
テナントなどで店舗を借りる際は、毎月の賃貸料金を支払わないといけません。
人を雇っている場合、人数分の人件費が支出として計上されます。
毎月、固定で出ていく資金が多すぎると、売上を上げても粗利率は向上しません。
粗利を着実に出す料金プラン
粗利を着実に出すためには、料金プランに工夫しないといけません。
サロンの成功を握るのは、サブスクリプションでの契約と言っていいでしょう。
単発20万ではなく、月額5000円または1万円のコースといった安い価格にするのがおすすめ。
単発で売っていても、売上の波が激しいということだけでなく、キャッシュフローも読みにくいデメリットが存在します。
顧客が通いやすいプランにする工夫が成功のカギを握ると言ってもいいでしょう。
自宅サロンの注意点と成功のカギ
自宅サロンでの開業は、固定費を安く抑えられるので、成功しやすいと言ってもいいでしょう。
しかし、自宅の場合だと、家具や光熱費などが混在してしまうことになります。
また、店舗をオープンする上で、路上駐車が増える可能性もあるので、ご近所の理解も得ておく必要があります。
固定費は安く済みますが運営上、あらゆる問題に衝突するため、スムーズにサロンの運営ができないケースも考えられることは、事前に年頭に置いておきましょう。
成功を握る8つのステップ
①理想の未来と顧客を明確にする
まずは理想とする未来(目標)をイメージしましょう。
目標無しに開業をしても、売上が思うように立つことはありません。
目標を立てることで、どのようにして売上を立てていくかといったプロセスを立てることができるようになります。
大筋となるプロセスを作ってしまえば、あとは、運営をしながら随時修正するのみ。
また、来る顧客のイメージも重要視しておく必要があるでしょう。
ターゲットになる顧客のイメージができているかどうかで、集客方法やサービス内容も異なるので、来店する顧客のイメージをリストアップしておくことをおすすめします。
②エステサロンのコンセプトを決定
- 顧客はエステサロンを通してどうなってほしいのか
- どんな想いでエステサロンを開業させるのか
- 本サロンのこだわりは何か?
コンセプトを決めると、サロンの強みやアピールポイントができあがるため、顧客に訴求することで差別化が生まれます。
③エステサロンを開業する上で必要な経費を計算
開業する上で必要となる経費を計算しましょう。
前述した通り、融資や助成金が入金されていると、どうしても初期費用を始め、高いコストになります。
エステサロンを開業する上で必要となる資金を一度リストアップするべき。
立ち上げ期には必要のないものも購入しようとしているケースがあったりするので注意が必要です。
④売上が決まる立地を選ぶ
売上を左右すると言ってもいいのが立地選びと言っても過言ではないでしょう。
良い立地であれば、人は入りやすいですが、リピート顧客が作れるようなサービス運営をしながら、売上を立てていく必要があります。
自宅サロンの場合
自宅サロンであれば、テナントと比べて費用はかなり抑えられます。
しかし、自宅でエステサロンをする場合、目立たないケースも見受けられるので、集客をしていく上で苦労することになるでしょう。
テナントの場合
テナントの場合であれば、目立つ場所に店舗を構えることができるので、人通りが多いところであれば、売上も上がる可能性が高まります。
しかし、テナントを借りているので、初期費用は高いことはもちろんのこと、毎月の賃貸費もテナントの方が高くなるので、初めての独立であればハードルが高いと言えるでしょう。
⑤開業届けを1ヵ月以内に出す
痩身エステの場合は資格は不要。
しかし、事業スタートする1ヵ月前には、開業届けを提出する必要があります。
開業届けを出していないと、サロンの運営はできないので、早めに済ませておくと賢明ですね。
⑥備品を揃える
サロンを開業する上で、店舗だけ構えても運営ができません。
必要となる備品を各種集めていく必要があります。
気を付けるべきこと
備品を購入する際に、立ち上げのタイミングでは必要のないものを購入してしまうケースも。
ベッドや各種機器などは、必要となるものになりますが、おもてなしとなるBGMなどは、エステサロンスタートのタイミングでは必要ではない可能性が高いです。
購入しないといけないものと、売上が立ってから購入といったものを把握しておきましょう。
別ページに開業の際に必要となる備品についてまとめたので、確認してみてください。
⑦メニューを決める
ここで初めてメニューを決めていきます。
メニューは、購入する機器のスペックに紐づいた内容になりますが、価格プランなどのメニューはすぐにでも考えられますよね。
ある程度のメニュー内容はわかるかもしれませんが、大手エステサロンから個人エステサロンのWEBサイトを確認しながら、費用感などを徹底的にリサーチするようにしましょう。
⑧集客をしていく
全てが揃ったあとは集客のみ。
集客ができるかどうかで、サロンの命運が分かれるので、集客については試行錯誤を繰り返しましょう。
まとめ
エステサロン開業の上で成功するにはいばらの道。
しかし、他にはないエステサロンの強みを見つけ出し、顧客に訴求することで集客ができます。
そしてリピート顧客を増やしていく上で、1人ひとりのお客様に対して充実したサービスを提供していきましょう。
是非、本記事が開業していく上で参考になれば幸いです。
この記事の執筆者
業務用痩身機器比較サイト編集部
業務用痩身機器比較サイトは、元エステサロンオーナー、元美容機器メーカー営業をはじめとした美容のプロが業務用痩身機器を徹底比較して紹介するWebサイトです。エステサロンの運営に長年携わってきたノウハウを活かし、サロン経営に挑戦する方にとって役立つ集客の方法や売上を伸ばすコツ、痩身機器の選び方なども紹介してまいります。