エステサロンを運営するうえで、避けてとおれないのがエステ機器関連のトラブル。
予測不能のトラブルならしょうがないと割り切ることができますが、予見できたりリスク自体を排除することで避けることができたトラブルについては人為的に起きたと思われてもしかたありません。
この記事では、エステ機器に関するよくあるトラブルや具体的な事例を紹介します。あらかじめ確認をして事前にトラブルを回避しましょう。

  1. エステ機器の故障
  2. 施術ミスによる「やけど・腫れ」
  3. 欠陥品
  4. それでも起こってしまうトラブルに備える

エステ機器の故障

「エステ機器が海外製で、修理が完了するまでに時間がかかる」「代替機の用意がない」「販売元が倒産している」など、想定していなかったトラブルはエステサロンの運営に大きなマイナスの影響を及ぼします。

あらかじめ、エステ機器メーカーの、規模、社歴、サポート体制などを調べて少しでも信用できるメーカー・機種を選ぶようにしましょう。

 

施術ミスによる「やけど・腫れ」

高密度焦点式超音波(HIFU)機器の例

HIFUは施術箇所に集中して超音波をあてて直接皮下組織を加熱できるが、機器自体や施術方法が原因で「やけど・腫れ」の症状が国民生活センターに報告されています。(4年で20件程度) 高密度焦点式超音波(HIFU)機器を導入する際は、こういったトラブルがあることを認識して、施術方法を間違えることがないようにしましょう。

メーカーから直接購入しない場合は、注意点や使用方法についてのレクチャーを受けることもできず施術によるトラブルにつながる可能性があります。

また、施術についてのリスクは十分にお客さまに説明する必要があります。

 

欠陥品

ヒロセ電子システム株式会社の例

同社が製造した美顔器が、エステサロンで発火。設計に原因があったとしてエステサロンから訴えられるだけでなく、業界での信用が失墜、現在は倒産しています。

発火のリスクを予め予測することは無理ですが、少しでもリスクを抑えるため、実績があり、販売台数の多いエステ機器・またはメーカーを選びましょう。

 

それでも起こってしまうトラブルに備える

万が一トラブルが起こってしまった際に、お客さまへの補償やサロン経営に支障が出たときのために保険に加入しましょう。

エステティシャンの施術ミスをカバーする保険や、店舗を守る保険など、様々な種類ああり1つ保険に入れば全ての事例をカバーしてくれるわけではありません。

保証内容によって保険料金にも差があり、事前にしっかり内容を把握するだけでなく保険の契約前には、行政書士の方などに内容をチェックしてもらうのが無難です。