エステサロンで多く導入されているイオン導入機器に使用しているビタミンCなどは、普段の化粧水でも使われているポピュラーなものです。
今回は、エステサロンのイオン導入機器で使用されているビタミンC以外の美容液や、一般家庭で使われている化粧水との違いなどをみていきましょう。

  1. イオン導入とは
  2. 家庭で使う化粧水とは浸透力が違う
  3. よくイオン導入で使用されている美容成分
  4. 家庭で行う日々の肌メンテナンスも重要
  5. イオン導入器(業務用と家庭用)の差

イオン導入とは

イオン導入とは、普段のお手入れにて表面でしか届かない美容成分を、イオン導入により浸透させることができます。
仕組みは微弱な電流を流す事により、肌の角質層にある酸性(+)と顆粒層にあるアルカリ性(-)の間のバリアゾーンを電気で通過することにより肌の奥まで浸透させます。
美容成分は決まったものがあるわけではありません、美容液を変えればお客様毎に合った効果を得ることができます。

家庭で使う化粧水とは浸透力が違う

一般家庭で化粧水を使用する場合、浸透するのは角質層までです。肌にはバリアゾーンがあり、肌を守っているため普段のお手入れでは美容成分が透過されることはありません。比べてエステサロンでイオン導入の施術を受けると約30倍、浸透力が違ってきます。

よくイオン導入で使用されている美容成分

ビタミンC

既に出来てしまったメラニンを薄くする作用があり、新しいメラニンの生成を抑えるだけでなくコラーゲン生成の効果があります。
また、肌の老化を促進させる活性酸素を中和する抗酸化作用があり、美白効果やニキビ予防にも効果を見込むことができます。

トラネキサム酸

アミノ酸の一種で色素沈着やニキビ、火傷跡の解消に効果的です。
シミなどの原因になると言われているメラニンの生成を抑える働きがあり、一般的にも家庭向けの化粧水などに使われていますが、やはりイオン導入機器によって肌に浸透させる方がより効果を得ることができます。

グリシルグリシン

肌の角質が古くなり正常に剥がれなくなった状態を正常化する効果があります。
具体的には毛穴が目立って見えるようになってきた場合にオススメできます。
また保湿効果も期待できるため、乾燥肌に悩みのある方向けにも有効です。

プラセンタ

プラセンタは、血行の促進を助けて肌のターンオーバーを促す効果があります。古い老廃物を排除するきっかけになるため、肌のトラブルを事前に予防することができます。

家庭で行う日々の肌メンテナンスも重要

美容に有効な美容液を浸透させるのに適したイオン導入機器だからといって、エステサロンでイオン導入だけすればよい訳ではありません。
日々家庭で行うお手入れも重要なことも施術と一緒にアドバイスするようにしましょう。
特に、紫外線カットについては、様々な肌トラブルの元になるため、対策が重要です。

イオン導入器(業務用と家庭用)の差

最後に、業務用イオン導入機器と家庭向けイオン導入機器の違いについて、基本的に使われる美容成分などは、どちらも変えることができますが、業務用は出力が高く設定されているため、やはり効果をしっかり見込むのであれば、エステサロンに通ってもらう方が効果的です。
また、美容液をイオン化して肌の深部まで届けるため、化粧水に使われる活性剤や防腐剤、着色料、香料などは、かえって肌に悪影響を及ぼしかねません。
エステサロンのイオン導入機器は、専用の美容成分が用意されているため、安心であることもお客さまに伝えることができるポイントです。